【小6】直前期に受ける模試の受け止め方 ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」
専門家・プロ
2021年9月29日
やまかわ
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中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。
小6の受験生が受けられる首都圏模試も、残り回数が少なくなってきました。秋以降は模試の結果を参考に、どの学校を受験するか話し合う機会も増えてきます。一方で模試の結果に左右されてしまい、落ち着かない日々を過ごす家庭が増えてしまうのもこの時期です。そこで今回は、中堅校受験を考える子を持つ親御さんに向け、私がどのように模試の結果を分析しているか、そして模試をどう受け止めれば良いのかを解説します。
※記事内の語句
「偏差値」……首都圏模試のデータを参考
「模試」……首都圏模試(合判模試)を想定
Contents
受験生は、12月以降も伸びる
まず私の塾(進学個別桜学舎)では、秋以降の4回の模試のうち、目標校にチャレンジできるだけの偏差値が出るかどうかで受験プランを練っています。このとき、2回クリアすればGOサイン。1回の場合にはセーフティネットとなる学校を含めて検討、0回ならば志望校変更も考えます。しかし基準を1回も上回らなかったといって、志望校を絶対に変更させる、というわけではありません。なぜなら受験生は、最後の模試が終わったとき、つまり12月上旬以降に大きく伸びる可能性があるからです。
下の図を見てください。これは、中堅校受験生によく見られる3つの推移をまとめたものです。
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