大正時代【1】第一次世界大戦 ―― イメージで覚える中学受験歴史
専門家・プロ
2021年11月22日
吉崎 正明
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明治天皇が1912年7月に亡くなり、大正天皇が即位します。厳しい明治天皇とは対照的に、大正天皇は臣民(しんみん:当時の国民)に気さくに声をかけるようなお人柄だったそうです。しかし病弱だったこともあり、在位15年で亡くなりました。大正天皇が即位した間の期間は「大正時代」と呼ばれ、1912年から1926年まで続きました。
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- 大正時代前半 ―― 世界の出来事が中心
- 大戦景気
- 第一次世界大戦を、日本は“チャンス”と捉えた
大正時代前半 ―― 世界の出来事が中心
大正時代をイメージするコツは、起こった出来事を前半と後半に分けることです。前半は「世界」、後半は「国内」の出来事が中心です。
今回は前半部分について、第一次世界大戦をメインに解説します。
第一次世界大戦
1914年、ヨーロッパを中心に第一次世界大戦がはじまり、1918年まで続きました。
当時のヨーロッパは、「三国同盟」と「三国協商」というふたつのグループが対立していました。
三国同盟(同盟国):ドイツ・オーストリア・イタリア
三国協商(連合国):イギリス・フランス・ロシア
サラエボ事件
第一次世界大戦が開戦するきっかけとなったのは、オーストリアの皇太子夫妻がセルビアの青年に暗殺された「サラエボ事件」です。
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