【前編】御三家中の理科の問題は、何が違うのか|なるほどなっとく 中学受験理科
専門家・プロ
2022年2月17日
水溜 兼一(Playce)
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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。
2月から学習塾の新学期が始まりました。今年から受験勉強に取り組むご家庭もあるでしょう。入試の理科はどのような問題が出題されるのか? 今回と次回は、「男子御三家」の開成・麻布・武蔵、「女子御三家」の桜蔭・女子学院・雙葉について、問題の特徴や受験生の特徴などをお伝えします。
難関校の理科の入試問題:文字数と思考問題が占める割合
御三家を含め、難関校の入試の理科は、問題(リード文+設問文)の文字数が多く、思考問題の割合が高いのが特徴です。ここで言う思考問題とは、図表やデータの読み取り、条件整理、計算、グラフ作成などを指します。つまり、単純に知識を尋ねる以外の問題です。
下記は男子・女子それぞれの難関校の2021年の理科の入試問題について、総字数と思考問題の割合の相関を示したグラフです。難関校全体では、問題の総文字数は、平均約5000字、思考問題の占める割合は、80%以上となっています。ちなみに設問数の平均は約30です。
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