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「面倒見のいい学校」って、そもそもどんな学校を指すの? 学校選びの注意点も解説 |中学受験のよもやま話


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公立にはない手厚い教育が受けられるとして、「面倒見のよさ」をアピールする私立の学校は少なくありません。実際、面倒見のよさを期待して中学受験を考える家庭も多いでしょう。しかし、実際に入学してみると「期待していたものと違う……」と後悔してしまうこともあるのです。

多くの家庭が勘違いする「面倒見のよさ」

多くの親御さんが考える「面倒見のよさ」は、一般に大学受験を見据えた学習面を指しています。たとえば、次のようなことを学校に期待していませんか?

「子どものお尻をたたいて勉強させてくれる」
「手取り足取り勉強を見てくれる」
「テストの点数や成績を厳しく管理してくれる」
「落ちこぼれないように補習を徹底してくれる」

もちろん、学校によってはこうした学習面でのサポートも受けられるでしょう。しかし、そもそも多くの私立中学は「自立した学び」を教育目標としています。生徒それぞれの個性を尊重し、部活や委員会などの活動を通じて自己実現を達成できるように働きかけるなど、学習以外の面での成長にも重きを置いているのです。

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