中学受験ノウハウ 連載 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

一番成績が上がる難易度って、どのくらいなんだろう? ―― 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

専門家・プロ
2022年9月28日 菊池洋匡

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自ら伸びる力を育てる学習塾「伸学会」代表の菊池洋匡先生がおくる連載記事。「親子で楽しく試行錯誤することで、子供が伸びる」ということを、中学受験を目指す保護者さんにお伝えします。

こんにちは。中学受験専門塾 伸学会代表の菊池です。

急に涼しくなってきましたね。秋の訪れを感じます。

毎年のことですが、この時期になると入試が近づいてきていることを感じて、身が引き締まる思いがします。

そこで今回の記事では、受験に向けて小6の子が今の時期に取り組むべき課題の難易度設定についてお話ししようと思います。

小6のお子さんを持つ親御さん向けにお伝えしますが、この記事を読んでいるあなたのお子さんが5年生以下だとしても、知っておくときっと役に立つはずです。ぜひ最後まで読んでくださいね。

成長につながる難しさってどのくらい?

さて、おそらく多くの塾では6年生前半までで、ひと通りすべての学習を終えて、夏期講習で総復習をするカリキュラムになっていると思います。

そして、これからの時期は、過去問演習と苦手単元の補強という流れになっていくでしょう。

苦手単元をピンポイントで補強していけば、格段に速く成長します。

過去問をやって苦手単元を見つけたら、テキストでそれを潰していくのがおすすめです。

ただ、そうしようとしたときに迷うのが、「どのくらいの難しさの問題をやったら良いの?」という

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菊池洋匡

菊池洋匡

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中学受験専門塾 伸学会代表。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。算数オリンピック銀メダリスト。大学生時代にアルバイトで塾講師をはじめ、情熱を持って取り組むうちに、子供たちの成績を上げるだけでなく、勉強を楽しむ気持ちや困難を乗り越え成長していくマインドを育てる方法を確立。その後、15年の塾講師生活で生徒と保護者に「勉強には正しいやり方がある」ということを一貫して伝え続ける。著書に『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)『「やる気」を科学的に分析してわかった 小学生の子が勉強にハマる方法』(秦一生氏との共著、実務教育出版)『「記憶」を科学的に分析してわかった 小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』(実務教育出版)。

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