[入塾前]子どもの理科的思考力を育むために、親ができること【前編】|なるほどなっとく 中学受験理科
「子どもにとって、小さい頃の体験は大切」と言う小川先生。いろいろな体験が、中学受験の理科学習にも大いに役立つそうです。今回は、入塾前の低学年のお子さんを持つ保護者の方向けに、子どもの理科的思考力を伸ばすためのポイントをお聞きしました。
子どもの好奇心を伸ばすよりも、邪魔しない
入塾の際に、「うちは夫婦二人とも文系で理科のことはよくわからないので、よろしくお願いします」とおっしゃる親御さんがいます。学生時代に文系だったので、子どもに理科のことを聞かれても答えられない、家庭で理科力を伸ばす方法もわからない、ということのようです。しかし、たとえ親御さんが学生時代に理科が苦手だったとしても、お子さんの理科的思考力を養う方法はあります。
そのことを考えるうえで、覚えておいていただきたいのは、“もともと理科嫌いの子はいない”ということです。どんな子も好奇心旺盛で、不思議なものや奇妙なものに興味を持ち、触れてみて、「これはなんだろう?」と考える姿勢が備わっています。私は、これこそが理科的思考力の本質だと考えます。
ところが小学校に入り、理科学習が始まり、さらに受験勉強をするようになると、「理科は苦手、理科は嫌い」という子が出てきます。このような子の大部分は大人、特に親御さんに“理科を嫌いにさせられている”と思います。
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