中学受験ノウハウ 連載 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

ポジティブな声かけとネガティブな声かけ、どっちがよい?―― 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

専門家・プロ
2022年10月26日 菊池洋匡

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自ら伸びる力を育てる学習塾「伸学会」代表の菊池洋匡先生がおくる連載記事。「親子で楽しく試行錯誤することで、子供が伸びる」ということを、中学受験を目指す保護者さんにお伝えします。

こんにちは。中学受験専門塾 伸学会代表の菊池です。

寒い日も多くなってきましたね。ヒートテックを衣装ケースの奥から出してきました。

入試本番が着々と近づいてきています。本人よりも、親の方の気持ちが焦ってしまいますよね。

自分の気持ちが焦っているのに子どもの方はのんきだったりすると、ついつい「もっと勉強しなきゃ不合格になっちゃうよ」みたいな、危機感を煽る声かけをしたくなるのではないかと思います。

しかし、この声かけはモチベーションを上げる場合もありますが、下げる場合もあるので注意が必要。

もしあなたのお子さんが、下がるタイプだったら……。

模試の結果が返ってくるたびに、「このままじゃ不合格!」みたいな声をかけ続けるほどに、どんどんモチベーションが下がっていってしまいます。

それは困りますよね。

我が子は一体どっちのタイプなの?しっかり見きわめたいものです。

そこで今回は、ポジティブな声かけでやる気になるタイプと、ネガティブな声かけでやる気になるタイプについてお話ししようと思います。

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菊池洋匡

菊池洋匡

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中学受験専門塾 伸学会代表。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。算数オリンピック銀メダリスト。大学生時代にアルバイトで塾講師をはじめ、情熱を持って取り組むうちに、子供たちの成績を上げるだけでなく、勉強を楽しむ気持ちや困難を乗り越え成長していくマインドを育てる方法を確立。その後、15年の塾講師生活で生徒と保護者に「勉強には正しいやり方がある」ということを一貫して伝え続ける。著書に『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)『「やる気」を科学的に分析してわかった 小学生の子が勉強にハマる方法』(秦一生氏との共著、実務教育出版)『「記憶」を科学的に分析してわかった 小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』(実務教育出版)。

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