中学受験ノウハウ 連載 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

子どもの集中力アップに成功した家庭の共通点―― 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる

専門家・プロ
2023年3月08日 菊池洋匡

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こんにちは。中学受験専門塾 伸学会代表の菊池です

子どもがなかなか勉強しないのって多くの親御さんに共通するお悩みですよね。

ゲームやYoutubeに夢中でなかなか勉強に着手しない。

ようやく始めたと思ったら、「ここわからなーい」「教えてー」の連発で、いちいちこちらの家事の手が止まる。

あるいは、質問すらせずに「難しい。もうヤダ」と言い出して投げ出す。

どれかしらあてはまるものは無いですか?

へたしたら全部当てはまってしまいませんか?

ほんと、子どもにちゃんと勉強させるのって大変ですよね。

そこで、今回は私のオンラインサロンのメンバーさんたちが実践した、子どもが積極的に勉強に取り組むようになった方法を3つご紹介しようと思います。

そして、最後にまとめとして、それらの3つの方法に共通するポイントについて解説します。

読みながらあなたも共通点は何なのか?どこがポイントなのか?と考えてみてくださいね。

1. リビング学習ならぬ「キッチン学習」をさせたら集中力アップ!

小学2年生のお子さんのご家庭です。

こちらのご家庭では、リビングが勉強スペースになっていたそうです。

お母さんがそばにいる状態なら勉強を頑張ることができるようになってきていました。

しかし、朝学習中にお母さんが朝食の準備のためにキッチンに行くと、「こっち来て~」「ここわからなーい」が始まってしまうのだそうです。

朝食の準備がなかなか進まなかったり、少しだから大丈夫と思って手を放したら戻ってくるまでに料理が焦げてしまったりして困っていました。

そこで、解決策として、キッチンに勉強スペースを作ることにしたそうです。

コンロの真横の狭いスペースに無理やり。

その結果、お母さんが朝食の支度を始めても、お子さんの集中力が切れなくなりました。

環境を少し変えただけで子どもが変わるんですから、面白いですよね。

このお母さんも「もっと早くにやっておけば良かったと後悔しました!」とおっしゃっていました。

あなたのご家庭で真似をするとしたら、どんな風にしますか?

2. 「家族で桃鉄」で子どもの集中力アップ!

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菊池洋匡

菊池洋匡

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中学受験専門塾 伸学会代表。開成中学・高校・慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。算数オリンピック銀メダリスト。大学生時代にアルバイトで塾講師をはじめ、情熱を持って取り組むうちに、子供たちの成績を上げるだけでなく、勉強を楽しむ気持ちや困難を乗り越え成長していくマインドを育てる方法を確立。その後、15年の塾講師生活で生徒と保護者に「勉強には正しいやり方がある」ということを一貫して伝え続ける。著書に『小学生の勉強は習慣が9割 自分から机に向かえる子になる科学的に正しいメソッド』(SBクリエイティブ)『「やる気」を科学的に分析してわかった 小学生の子が勉強にハマる方法』(秦一生氏との共著、実務教育出版)『「記憶」を科学的に分析してわかった 小学生の子の成績に最短で直結する勉強法』(実務教育出版)。

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