あなたもしているかも? 子供が勉強嫌いになってしまう7つの理由 (2ページ目)
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その4、過度の集中を強いられる
子供の集中力はなかなか続きません。そのため、テレビなどの雑音が入らないように、勉強部屋に缶詰にしてしまう親御さんがいますが、窮屈な思いをさせることで逆効果になることもあると心得ておきましょう。勉強は、「日常」にしてあげなければならないのです。たとえば、リビングで勉強に取り組むのがその子にとって集中できるというのなら、それを尊重してあげてください。
※画像はイメージです
その5、自発的な勉強ではないからやる気が出ない
子供が、自ら学びたい科目を勉強するときは集中力も高まりやすいものです。逆に、親が強制的にスケジュールを立てるとやる気がそがれてしまうことも。もちろん、本格的に受験に取り組むくらいになれば親がスケジュールを立ててあげることは必要になってきますが、あるていどは子供に決めさせてあげるときがあってもよいでしょう。
その6、勉強時間が長い
前述したように、子供の集中力は長くは続きません。だから、勉強を長くやったからといって効果的とは限りません。長時間の勉強に慣れないうちは、はじめは30分ぐらいから、集中力が続く時間を区切って勉強してみましょう。それくらいの勉強時間だと簡単に学校の予習と復習をさせるていどになってしまいますが、そうやって勉強の習慣をきちんとつけてからその時間を長くしていくほうが、結果的に近道ということもありえます。
その7、他の子供と比較される
「お兄ちゃんは勉強ができるのにどうしてあなたは……」とか、「ほかの同級生はもっと勉強ができるのに……」とくらべてしまうのはご法度。こういう発言は子供を傷つけてしまい、勉強からどんどん遠ざかってしまいます。時間がかかっても、頭に入るようにゆっくり教えてあげるのがよいでしょう。
子供に勉強を好きになってもらうにはどうしたらいいのか
こういった勉強嫌いのパターンにはまらないようにするには、どうしたらよいのでしょうか。お子さんのタイプによっても対処は変わりますが、一般的に有効な4つの対策をご紹介します。
その1、勉強できる環境を作る
子供によって、勉強に集中できる環境は違います。「親のいるリビングで勉強したい」という子供もいれば、「静かな部屋のほうがやりやすい」という子供もいるでしょう。さらにいえば、この「環境」というのは、使う筆記用具や教材、服装や姿勢も含めてのことになります。親御さんの判断だけでなく、子供の性格や好みを考慮してあげることで、勉強に取り組むモチベーションがぐっと上がります。
その2、「わからない」を共感してあげる
どうしても勉強でわからないことがあったら、「わからない」に共感してあげることがたいせつ。「今の小学生は難しい問題やっているんだね」といった感じで寄り添ってあげてください。それが簡単な問題だったとしても、「どうしてわからないの!」と責めるのは決していい結果につながりません。
その3、一緒に考えてあげる
いったん「わからない」ということを共有したら、すぐに答えを教えるのではなく、まずは一緒に考えてみます。問題によっては、大人ならばすぐに答えられてしまうことがあるかもしれませんが、中には大人も悩む問題があると思います。大人が難しい問題に真剣に取り組む姿を見せることは、お子さんにとってもよい見本になり、難しい問題にもあきらめることなく取り組むようになってくれるはずです。
その4、喜んであげる
わからない問題が解けたときには、ほめてあげて、喜んであげてください。子供にとって、親にほめられること、親が喜ぶのはうれしいもの。そうやってお子さんのやる気を育ててあげましょう。
まとめ
今回は、勉強が嫌いになってしまうさまざまなパターンと、それを回避するために親ができることについてご紹介しました。お子さんの勉強のモチベーションが下がっているようなら、今回ご紹介したようなことを実践してはいかがでしょうか?
※記事の内容は執筆時点のものです
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