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初見や難しい問題を飛ばす反抗期の小5息子への声掛けは?|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

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2023年11月01日 桜井信一

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『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんから初見や難しい問題を飛ばしてしまうお子さまへの対応についての相談です。

今回の相談

小5息子について相談です。

初見の問題や難しいと感じた問題に取り組みたがりません。

難しいと思った瞬間に思考が止まってしまうのか、ろくに考えないで飛ばしてしまいます。

これからさらに学習内容が難しくなってくるのに、このままの姿勢だとどんどん成績が下がり続けるのではないかと心配です。

けれど反抗期に入ってきたのか、具体的に解法を教えようとするとイヤそうな顔をするし、ちゃんと聞いているようにも思えず……

ただ、本人は中学受験をやめたいとは考えていないようです。

親としてどのような声かけが良いか、塾の先生に何をお願いすれば良いか、ご助言いただけますと幸いです。

相談者:伴走若葉マーク
お子さまの学年:小5


桜井さんの回答

伴走若葉マークさま、こんにちは。

反抗期は皆が通る道。健全に育っている証拠です。そんなご意見がありますが、私は少し違う考えを持っています。我が家は反抗期を経験していません。同年代のお子さんがいる親しい方がいますが、そちらも反抗期がなく成人しました。誤解があってはいけませんが、反抗できないほどの恐怖を与えて抑えつけているわけではありません。中高のときに言ってたのを思い出します。「わたし、反抗期ないんだよね、大丈夫かなぁ」そんな不安もあったようです。

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オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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