中学受験ノウハウ 基礎知識

偏差値50とは? 偏差値の読み方と偏差値50を目指す勉強法

2018年5月25日 ハルカ

「偏差値50は普通レベル」そんな思い込みをしていませんか? 特に中学受験では、偏差値に対して間違った思い込みをしている人が少なくありません。偏差値の仕組みを正しく知れば、模擬試験の結果も有効に使えますし志望校選びの役にも立ちます。この記事では偏差値の仕組みに加え、偏差値50をどうとらえるべきか解説します。

なぜ偏差値を使うのか?

偏差値は、自分(受験者)の位置を知るために算出します。受けたテスト内容の理解度は点数でわかりますが、その集団のなかで自分がどの程度の位置にいるかはわかりません。平均点も指標になりますが、同じ平均60点のテストでも内容はいろいろです。極端な例ですが、全員60点の場合と100点と20点が半々の場合では意味が違いますよね。

偏差値は全体のなかでの自分(受験者)の位置がわかり、平均からどのくらい離れているかもわかるのです。

偏差値50とは?

偏差値の基準は平均点をとった人で、この人の偏差値を50として計算します。平均点より点数が高ければ51,52,53……と上がっていき、低ければ49,48,47……と下がります。

偏差値は受験者全員の得点分布から算出します。細かい計算式は割愛しますが、平均点からどのぐらい離れているか、何人離れているかなどを計算します。

難しい(平均点の低いテスト)で高得点をとれば高い偏差値になりますね。

偏差値0や100はいるの?

理論上は偏差値0や100は存在しますが、それは極端な点数差がある場合に限ります。1人が100点で、ほかは全員0点だったという場合などです。

実際には極端な点数差が生じるテストはありません。極端な偏差値では役に立ちませんからね。大規模なテストも難易度を調整しているため、偏差値0や100が出ることはまずありません。だいたい25~75の範囲に収まります。

中学受験の偏差値50は?

「受験生で偏差値50は不安」と思う人も多いですが、中学受験と大学受験は違います。中学受験における偏差値50は、決して低くはない数字なのです。

そもそも模擬試験(偏差値を出すテスト)を受験する小学生は、平均より学力の高い子供たちです。大学受験はより多くの人が模擬試験に参加します。分母が違うので、偏差値50に対するイメージも違うのが当然なのです。

さらに、偏差値が低い子供は、中学受験から抜けていきます。特に6年生になってからはこの傾向が顕著で、偏差値50も簡単には到達できないレベルです。

「偏差値50も行かないようでは……」と思ってしまう親御さんは多いですが、志望校の偏差値を見てみると、意外と驚く人もいます。

偏差値50前後の学校例

偏差値は学校名でイメージするのがわかりやすいでしょう。大手進学塾「四谷大塚」の模擬試験で偏差値50前後を示す中学校には、たとえば以下のような学校があります。

・埼玉大学教育学部附属中学校
・専修大学松戸中学校
・大妻中野中学校
・成城学園中学校
・日本大学中学校
・芝浦工業大学附属中学校

偏差値50を目指す勉強法

中学受験の偏差値50は、低い数字ではありません。では偏差値50を目指すにはどんな勉強が必要なのでしょうか。

一言で表すなら、基本をしっかりと勉強すること。応用問題ももちろんできたほうがよいですが、まずは基本を落とさないことです。国語であれば漢字や言葉。算数は計算ですね。日々の繰り返し学習と本番のケアレスミス対策が重要です。

模擬試験もうまく使いましょう。各問題の正答率がわかります。正答率が80%以上の問題はしっかりと復習し、次は必ずできるようにしておきましょう。

科目ごとの平均点を見て自分の点数と比べるのも良い方法です。平均点に満たない科目は、どの問題が正解なら平均点を超えられるのか探します。見つけたらその問題ができるように復習しておきます。

どちらも「これができれば偏差値50」という具体的なラインを意識するためです。目標を明確にすることで、子供のモチベーションも上がります。

まとめ

偏差値は自分の位置を知るものです。ただし、テストの難易度や受験生の層によって前後するものでもあります。

くり返しになりますが、中学受験における偏差値50は低い数値ではありません。50はひとつの目安とし、安定した成績をとりながら徐々に偏差値を上げていけるよう、日々の勉強を頑張りましょう。

※記事の内容は執筆時点のものです

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