中学受験ノウハウ 学習 連載 国語を得意にする5つのテクニック

パズルのように複数の文を組み立て!より分かりやすい文章に|国語を得意にする5つのテクニック #3


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学習書「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!(主婦と生活社)著者の内藤俊昭先生から、子どもの文章力アップに向けたテクニックを教えていただく今回の企画。

これまで2回にわたり、30~40字程度の「話の筋が通った文章」の書き方を紹介してもらいました。

次に取り上げるのは、文章の組み立て方。

前回前々回で習った基本の文をいくつかつなげて、読み手にとってより分かりやすい文章を書いてみましょう。

順番を考えて文を組み立てる

さぁ、今度は二つから三つの文を、順番を自分で考えて組み立ててみましょう。

少し難しくなりますが、頭の中でいろいろと組み立てて、読みやすくわかりやすい文にしましょう。

【例題】

⒈ おさいふは先生のものだった。
⒉ 学校のとなりに公園がある。
⒊ わたしはその公園でおさいふを拾った。

組み立て方のルールを説明します。二つまたは三つの文を組み立てるのですが、それぞれの文の持つ意味、
 「おさいふが先生のものだ」ということ、
 「学校のとなりに公園がある」こと、
 「わたしが公園でおさいふを拾った」こと、
これらがすべて入っていれば、どのような順番でつないでも、どのような工夫をしてもかまいません。

例えば、この問題の場合、

学校のとなりに公園があり、わたしはそこでおさいふを拾ったが、それは先生のものだった。

学校のとなりの公園でわたしが拾ったおさいふは、先生のものだった。

わたしが先生のおさいふを拾ったのは、学校のとなりにある公園だ。

いずれも正解です。ほかにも正解は考えられますが、ルールはわかりましたね。

 

(※この記事の本文は、書籍「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!からの抜粋です。本書内では基本・応用・発展問題へと続きます。

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本連載は、お子さんの国語力アップをサポートする書籍『「雨が降ってきたので、カサをさした」が書ければ中学受験は突破できる!』(主婦と生活社)から一部内容をピックアップし、全5回に分けてお送りします。

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※記事の内容は執筆時点のものです

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