
「受け身の文」への書きかえで表現力を底上げ|国語を得意にする5つのテクニック #5
2024年6月26日
中学受験ナビ 編集部
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今よりもっと国語を得意にしたい小学生に人気の学習書『
』(主婦と生活社)。本書の執筆者である国語講師・内藤俊昭先生から、子どもの「書く力(表現する力)」を育てるためのヒントを伺う今回の企画。
連載最終回は、「受け身の文」の作り方について教えていただきます。
国語の出題文の中に受け身の文が突然出てくると、主語が入れ替わることで読み取りにつまずいてしまうお子さんは少なくありません。
自分でもすぐに「受け身の文」に変換できるようになっておけば、文章力だけでなく読解力アップにもつながりそうですね。
受け身の文への書きかえ
㋐お兄ちゃんがぼくを呼んだ。
㋑ぼくはお兄ちゃんに呼ばれた。
この二つの文は、主語(「だれが」「だれは」にあたる言葉)はちがいますが意味は同じです。
㋑のような「された」ほうを主語として書いた文を「受け身の文」といいます。
少し例を見ていきましょう。
ポチが太郎くんにとびついた。
↓
太郎くんはポチにとびつかれた。
大雪が街をおおいました。
↓
街は大雪におおわれました。
ちゃんと受け身に変えると必ず「れ」という字が出てきますね。
受け身の文を作ることは、言葉の組みかえと同じで、頭の中で言葉を並べかえる作業で、頭のトレーニングになり、表現力がつきます。
(※この記事の本文は、書籍『
』からの抜粋です。本書内では基本・応用・発展問題へと続きます。)上の画像をクリックでAmazonの商品ページへジャンプします。
本連載は、お子さんの国語力アップをサポートする書籍『』(主婦と生活社)から一部内容をピックアップし、全5回に分けてお送りします。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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