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中学受験に向けた社会の学習ポイント3つと苦手な場合の対処法 (1ページ目)


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国語、算数、理科、社会など、多くの教科学習が必要になる「中学受験」。このうち、社会は「暗記力」が重要になる科目。暗記が苦手なお子さんは、苦手やコツを理解しながら取り組まなければなりません。

中学受験に向けた社会を学習するポイントは?

※画像はイメージです

ポイント1. 後回しにしない

「社会は暗記するだけだから、後回しでもいいや」と考えるご家庭が多いのですが、これは賢明とはいえません。「まだ間に合うだろう」とのんびり構えていると、あとあと大変になることも。暗記が重要だからこそ、はやめの学習を意識することが大切です。

ポイント2. エピソードとして記憶する

社会の暗記学習の際、多くの子供が問いに対する答えを「単独で」覚えます。それは一問一答の問題が多いからです。しかし、それでは「なぜそうなったのか?」という「中身」が入ってきません。しっかりと暗記をするためには、その前後の経緯もふくめてエピソードとして覚えることをおすすめします。そのほうが頭に入ってくるのです。

ポイント3. オリジナルの語呂合わせを作ってみよう

語呂合わせを使うと語句をリズムで覚えられるので、暗記しやすいです。「蒸しご飯(645年)で祝う大化の改新」みたいなことですね。参考書などを見てもよい語呂合わせがない年号や語句があったら、オリジナルの語呂合わせを作ってしまいましょう。自分で作った語呂合わせは、なかなか忘れにくいもの。おすすめの暗記術です。

社会が苦手な子はどうしたらいい?

そうはいっても、「やっぱり社会の暗記は苦手……」というお子さんもいると思います。そういうときはどうすればよいのでしょうか。

漢字でつまずいていないかチェック

社会の暗記の前提として、大切なのが漢字の勉強です。漢字の綴りが1ヵ所違っているだけで不正解になるからです。ひらがな読みでは頭に入っていても、漢字が書けなくてつまずいてしまう子供はたくさんいます。無用な苦手意識を持ってしまう前に、このあたりの弱点は指摘してあげましょう。

暗記する領域を絞り込むのもひとつの手

社会で暗記しなければならない知識は多岐にわたります。暗記が苦手なお子さんの場合、中学受験で問われるすべての領域を暗記するのは至難の技となるでしょう。そんな場合は、入試にでそうな問題に絞って暗記するというのもひとつの手。「日本の自然についてだけは完璧にしておく」「日本の近代の歴史を徹底的に勉強する」といったぐあいです。ひとつの領域を完璧といえるくらいにマスターすれば、関連する領域についても理解が深まります。どんな領域に絞り込むべきかは、受験しようとしている学校の傾向やレベルにもよるので、塾の先生に相談したり参考書を参考にしたりするとよいでしょう。

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