桜井さんが監修する「マイナビ家庭教師」|「下剋上受験」桜井信一 特別インタビュー(1)
両親は中卒、それでも娘は最難関中学を目指した! そんなインパクトある実話がベースのTBS系ドラマ「下剋上受験」……。その原作者である桜井信一氏に、自身が監修を務める「マイナビ家庭教師」のこと、中学受験のこと、勉強方法についてなど、受験生を抱える保護者はもちろん、すべての親御さん必見の話を聞いた。
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できないわが子の課題をひとつずつクリアし、蓄積してきた独自の学習ノウハウ……。桜井家の勉強方法を伝えることで、少しでも多くの子の問題解決をしていきたい。
――桜井さんが「マイナビ家庭教師」の監修を引き受けた背景から教えてください。
『下剋上算数』や塾のテキストの使い方、勉強の仕方、演習の方法についてなど、メールフォームからよく相談をもらうのですが、その回答をブログや返信を通じて文章で伝えるのってあまり現実的じゃないんですよね。
しかもみなさんから寄せられる相談は、かなりの部分が重複している。たとえ相談内容が違っても、回答のなかみは同じなんてこともよくあります。
結局のところ、中学受験というのは多くの人が同じ悩みを持って取り組んでいるということなのでしょう。どんなステップで勉強を進めればいいか? なかでもこの悩みがもっとも多いような気がします。
ただし、答える側としては一番困る質問なんです。実際に子どもの様子を見て、その子の学力はもちろん、志望校や性格、置かれている状況ごとに判断しなければまったく意味がないんですね。
実際にいくつかのご家庭を訪問してきた経験でいうと、たいていの場合、復習の仕方やテキストの使い方をずいぶん修正しないとならない。計算手順から見直していかないといけないんです。まずはそこから始めないといけないんです。
だからといって私ひとりじゃ限界があって、この悩ましい問題を解決できるよい方法はないものか?……そう思っているときに「マイナビ家庭教師」の話がきた。まさに、グッドタイミング!でした。
――つまり桜井さんの代わりに家庭教師がご家庭に行って、勉強の方法から教える、というイメージでしょうか。
はい。「桜井家の勉強法を伝えに家庭教師がうかがいます!」みたいなコンセプトです。これにより少しでも多くの子の勉強方法が改善されればいいなあと思っています。
たとえば「マイナビ家庭教師」の生徒さんが解いた計算プリントを見ていると、「これでは塾の宿題をこなすのも大変だろうなあ」と思うことが多いんです。偏差値や志望校がわりと高めでも、計算はホント酷い。
このままじゃ伸び悩むだろうなあというのが手に取るようにわかります。算数はどんな単元でも最終的に計算が必要不可欠です。
しかしながら、学習塾ではよほど特殊なケースをのぞいて計算方法など教えてくれません。塾の先生も一人ひとりの解く過程まではチェックしてられない。そこが問題なんですね。
とはいえ、計算手順は習えば済む話ですから比較的解決がはやい。工夫の仕方を知れば計算がラクになる、塾の宿題が短時間で終わる。ラクになることはモチベーションアップにもつながると思います。サクッと終わることってホントに重要だと思うのです。
――たしかに”算数の基本中の基本”ともいえる計算ってあらためて塾では教えてくれませんね。
中学受験で求められているのは”工夫する力”なんです。ややこしい四則計算でも工夫次第で難なく解けるように問題はつくられている。けっして筆算の速さが求められているわけではありません。それは中学校側が”単に計算作業ができる子”ではなく”工夫する機転の利く子”を求めているからなんです。
ですから、ただややこしいだけの計算問題っていうのはあまりなく、どうやらちゃんと出題意図がある。入学試験ですから当たり前のことなんですけどね。
ただ子どもはそんなことを知るよしもないですから、真正面から問題にぶつかって、ただ漠然と頑張ってしまう……。真面目にやった、言うとおりにやった、それなのに結果が出ない。これはモチベーションの維持に大きく影響します。残念ながら、それでくじけてしまうご家庭が多い。
――そこをサポートしていくのが「マイナビ家庭教師」の役割だ、と。
そうです。しかもめざしているのは、宅配ピザを注文するような感覚で、必要なときに必要なだけ呼ぶことができる、便利な家庭教師ですね。
その時々にお子さんが抱えている問題をピンポイントで解決してくれて、的確なアドバイスをしてくれるセカンドオピニオン的な存在。そんな家庭教師があったらいいな……という提案がスタートのきっかけです。
計算手順だけ、苦手単元だけを習って終わることも、ひと休みすることも、塾がお休みの期間だけ利用することもできる自由なシステムですので、気軽に事務局へご相談いただければと思います。
文◎「マイナビ家庭教師」編集部
※この記事は、「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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