学習 連載 合否を分ける中学受験「社会」の学び方

合否を分ける中学受験「社会」の学び方(7)|直前なのに真っ白! 入試直前期の社会の学び方

専門家・プロ
2015年12月21日 馬屋原吉博

こんにちは。中学受験専門の個別指導教室「SS-1」教務主任の馬屋原です。

本来であれば、このコラムで「歴史を学ぶ最大のカギは時代名にある」という点を掘り下げる予定でしたが、中学入試が目前に迫ってきていますので、今回は特別に入試直前期の「社会の学び方」をお話しします。

直前期なのに真っ白!! というお子さんも……

入試直前期といえるこの時期になってSS-1に駆け込んでいらっしゃる6年生の方が、毎年後を絶ちません。

「塾に通わせていればなんとかなるだろう」と思っていたけれど、いざ、志望校の過去問を解かせてみたら受験者平均点にすら到底及ばなかった、というパターンです。

この状況のお子さんたちは本当にスゴイです。

県庁所在地がロクに言えないのは当たり前。

鎌倉幕府を開いたのは誰か、と聞かれて「藤原?」とか言ってしまうレベル。

個別指導のSS-1は常時授業を公開しているのですが、後ろで見ているお母さんは今にも倒れそうなわけです。

原因は単純明快です。

ここまでの受験勉強の中で「覚える」ということを覚えてこなかったのです。

直前期から追いつくには『四科のまとめ』を3回まわせ!!

この状態のお子さんに渡す指示はシンプルに、

「『四科のまとめ』を入試までに3回まわそう」

です。

「四科のまとめ」は四谷大塚のHPで購入できるまとめ教材で、タイトルの通り4科目分用意されています。そのなかでも社会の完成度は特に高いです。

分量は決して少なくはありませんが、この1冊をやり込めていれば、合不合の80%偏差値で60前後の学校の社会までなら基本的になんとかなります。

もちろん、まとめ教材もいろいろあります。

SAPIXの「コアプラス」、日能研の「メモリーチェック」などが有名どころでしょう。

すでにやりこんでいる教材があるのでしたらそちらでも構いませんが、直前期に社会が崩壊しているお子さんの場合、そんな教材は無いのが普通ですので、「四科のまとめ」を使わせていただくことが多いです。

とはいえ、「やって来い!」と言っただけで「はい、分かりました」となるようであれば、すでにできているはず。

山本五十六も言っていました。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

具体的な「四科のまとめ」の使い方、を、超が付くほど具体的に子供たちに伝えてあげなければなりません。

字数の関係上、その内容については次回とさせていただきます。

ただ、万が一、似たような状況にあるお子さんをお持ちの保護者の方がいらっしゃいましたら、次回を待たず、今すぐに、信頼できる塾の先生、家庭教師、あるいはSS-1のような個別指導塾、いずれにせよプロのところに相談に行かれることをおすすめいたします。

残りわずかな直前期、悔いの残らないよう、良い準備を重ねていきましょう。

※この記事は「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです


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※記事の内容は執筆時点のものです

馬屋原吉博
この記事の著者
馬屋原吉博 専門家・プロ

中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1副代表・社会科教務主任
中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員

うまやはら よしひろ大手予備校・進学塾で、大学受験・高校受験・中学受験の指導経験を積み、現在は完全1対1・常時保護者の見学可、という環境で中学受験指導に専念している。必死に覚えた膨大な知識で混乱している生徒の頭の中を整理し、テストで使える状態にする指導が好評。バラバラだった知識同士がつながりを持ち始め、みるみる立体的になっていく授業は、生徒はもちろん、保護者も楽しめると絶大な支持を得ている。著書に『頭がよくなる 謎解き 社会ドリル』(かんき出版)、『CD2枚で古代から現代まで 聞くだけで一気にわかる日本史』(アスコム社)、『中学受験 見るだけでわかる社会のツボ』(青春出版社)などがある。

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