旅人算を「すごろく」に置き換える考え方|桜井家の勉強方法(3)
※この記事は、「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです。
「桜井家の勉強法」の第3回は「旅人算」編です。ドラマでは、特殊算はまず「つるかめ算」をして次に旅人算に取り掛かっていましたが、実際には受験勉強を始めてすぐに「速さの単元」にとりかかりました。
「旅人算」「通過算」「流水算」などが含まれているとーーっても重要な単元です。
最も地頭の差が出て克服しにくい単元だと考え、最初に取り組みましたが、予想通りそう簡単には解決しなかったそうです。
桜井家の【速さ】のつまずき
●速度を計算すること自体がピンとこない
●公式の意味が理解できない
●相対速度のイメージがわかない
●「計算力」がないため、サクサク問題演習ができない
●比が出てきて難易度があがると、解き方を覚えているだけでは類題に対応できない
●解説は理解できても本質は理解できない
●最難関の過去問となると、条件整理がややこしい問題や計算がややこしい問題など、臨機応変に対応できない
地頭がいい子が苦労せずに出来ちゃうことを随分と時間を費やして身につけました。
その中で、一番最初につまずき、そして見つけた「相対速度の正体」をご紹介します。
公式の意味が理解できなかった桜井さんと佳織ちゃん。
何とか他のものに置き換えてイメージできないかと考えついたのが「すごろく」でした。
旅人算の最初に習う「追いかける」問題。
80m÷(分速60m-分速40m)で、答えは4分後です。
では、この(分速60m-分速40m)はどういう意味なのか、すごろくに置き換えてでイメージしてみましょう。
きちんと理解できたかな?
そうしたらきっとこの問題はカンタンだね!
100mをA君は12.5秒、B君は14秒で走ります。A君がB君の11m後ろから同時に同じ方向に走るとき、A君はB君に[ ]秒後に追いつきます。
答え:12と6分の5秒
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※記事の内容は執筆時点のものです
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