連載 成績UPは国語力が9割

「声かけ」メソッド応用編|成績UPは国語力が9割(6)

専門家・プロ
2015年9月17日 小川大介

こんにちは、小川大介です。前回の記事で解説した『「声かけ」のOKフレーズとNGフレーズ』、みなさんもう実践されているでしょうか?

さて今回は「声かけ」メソッドの応用編です。これからご紹介するポイントを押さえることで、さらに効果的な「声かけ」を行うことができます。

表情やジェスチャー、目線について

「声かけ」の効果をアップさせるには、言葉以外の要素も大切です。第4回ですでに解説した「笑顔」のほか、声のトーン、うなずきかた、身振り手振りなど、表情やジェスチャーも重要な役割を果たします。また、目線の動かしかたにも注意を払いましょう。

表情とジェスチャーは大げさに

「そうなんだ」「よかったね」など、共感の言葉とともに大げさな表情や手の動きをつけると、子どもは「この人とコミュニケーションをとっているんだ」という気持ちが強く実感でき、信頼関係の強化にもつながります。

目線は外しかたも重要

会話をするときは相手の目を見ることが基本ですが、実は「目線の外しかた」も重要です。お子さんが考えている間もじっと見つめていたら、話そうという気持ちを委縮させてしまいます。まず、話しはじめに目を合わせ、お子さんが考えているときには目線を外す。お子さんが伝えようとするときに、また目を合わせる。話の最後も必ず目を合わせて終わる。これで「あなたの話をちゃんと聞いているよ」というメッセージが伝わります。

学齢別「声かけ」のポイント

さらに、子どもの学齢によっても、留意すべきポイントがあります。

幼児期

この時期の子どもにとって重要なのは、とにかく笑顔で接することです。それにより、感じたこと、考えたことを、どんどん口に出して表現していいんだという安心感を与えます。

小学校低学年

言葉の力そのものがまだ充分に身についていない時期。子どもが口に出す言葉を、根気よく待ってあげることが大切です。待ったうえで、「こういう言いかたもあるよ」などと教えてあげると、思考が整理され言葉の数も増えていきます。

小学校中~高学年

この学齢では、言い回しにもっと適切な表現はないかどうかを考えさせてみます。「悲しいって、他にどんな言いかたを知ってる?」という聞きかたをして、子どもが自分の引き出しを開けるのを手伝ってあげるような「声かけ」をしましょう。

お母さん、お父さんの「声かけ」で、お子さんの可能性は無限に広がります。これまでにご紹介したメソッドを参考に、たくさんの「声かけ」をしていただきたいと思います。

次回からは、国語力を伸ばす生活習慣や勉強法について解説していきます。

※この記事は「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです


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※記事の内容は執筆時点のものです

小川大介
この記事の著者
小川大介 専門家・プロ

中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員

おがわ だいすけ大手進学塾で看板講師として活躍した後、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。その後現職にも就任。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。個別面談の実施数は5000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。著書に『頭のいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)『もう悩まない中学受験』(海拓舎出版)『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)などがある。

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