連載 成績UPは国語力が9割

国語力を育てる10の生活習慣|成績UPは国語力が9割(8)

専門家・プロ
2015年10月15日 小川大介

こんにちは、小川大介です。今回は、日々の「声かけ」と併せて実践していただきたい、毎日の「生活習慣」について解説します。

いずれも、私が個別指導講師としての豊富な経験から、実効性、重要性を実感しているものばかりです。ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてください。

国語力を育てる10の生活習慣

国語力を育てる生活習慣[1]食事やテレビを家族で「囲む」

家族だんらんの時間は親子の会話を通じて国語力を伸ばすチャンス。食事中のテレビも、会話のきっかけが生まれるのであれば決して悪いことではありません。ただし、「家族みんながテレビに向かうだけ」にならないよう注意しましょう。

国語力を育てる生活習慣[2]「お出かけ」のすすめ

車よりも歩いてお出かけする家庭の子どもは、じかに世界に触れる機会が多いことから観察力や発見力が養われ、表現力が豊かになる傾向があります。また、登山をする子は難しい問題に取り組むときに、あと一歩の粘り強さがあるように感じます。

国語力を育てる生活習慣[3]本をたくさん置いた本棚を親子で共有する

本棚を親子で共有することで、子どもが大人の世界に関心を持つきっかけを作ってあげましょう。文字ばかりの本に限らず、写真集や漫画など健全な本なら何でもいいのです。親子で共有した本の感想を話し合えば、国語力を直接伸ばすチャンスにもなります。

国語力を育てる生活習慣[4]絵本や教科書を読み聞かせる

お子さんが小学校に上がると、絵本の読み聞かせをやめてしまうお母さんが多いようです。何度も読んだことのあるお子さんの好きな絵本や教科書の文章でもいいので、学年が上がっても本を通じた親子のかかわりあいを続けましょう。

国語力を育てる生活習慣[5]お風呂タイムを活用しておしゃべり

毎日のお風呂タイムは、国語力の素地となる映像化の力を養うのに最適。自分の中のイメージだけでものごとを伝えたり、相手の話を理解したりする必要があるからです。その日の出来事や、知的好奇心を刺激するような楽しいおしゃべりをしましょう。

国語力を育てる生活習慣[6]たくさんの視覚的イメージに触れる

「イメージを頭の中で思い描く力」は国語力の重要な要素ですが、その元となる映像を日々の生活の中でたくさんストックしておく必要があります。映画やテレビだけでなく、写真や絵画、日頃見る街の風景や自然の景色など、多くの視覚的イメージを積み重ねておくことが、文章を読むとき、書くときのイメージを立ち上げる力となるのです。

国語力を育てる生活習慣[7]図鑑や絵事典を眺める

ビジュアルイメージと併せて言葉の意味を理解できる図鑑や絵事典は、お子さんの国語力強化に最適です。その際、“お勉強”にしてしまわずに、お母さん、お父さんが図鑑を一緒に見ながら、楽しい体験として会話を広げてあげることが大切です。

国語力を育てる生活習慣[8]料理のお手伝いをさせる

料理は材料の下ごしらえから仕上がるまでの過程を、効率的に段取りよく進めていかなければなりません。そのため、料理のお手伝いをする子には「段取りを考える力」が身につきます。学習面でも「どういう順番でやるのがいいのかな?」と、先を予測して自分で道筋をつけていく力が養われていくのです。

国語力を育てる生活習慣[9]積み木やブロックで「見立ての遊び」をする

積み木やブロックで「見立ての遊び」をすると、頭の中に構造を生んでいく力が鍛えられます。この力は言葉を組み立てるときにも有効です。頭の中で構造を整え、言葉のブロックを組み立てていくことができる子は、記述力が高く作文も上手になります。

国語力を育てる生活習慣[10]読書をすることは絶対に必要

たくさんの言葉や表現を学んだり、世の中のさまざまな価値観や人間性に触れたりと、読書の習慣は国語力を伸ばすために必要不可欠です。そのためには、家にたくさん本があって、親が子どもの目の前で本を読む姿を見せ、子どもにも本や読書が当たり前の風景になっていることが重要。こうした習慣により、子どもの本への関心や親しみが高まるのです。

 

例えるなら、「声かけ」のテクニックは国語力の“芽”を育てるための水やり、「生活習慣」は伸びようとする“芽”の根っこを守り支える土壌といえます。

養分をたくさん含んだ土壌をしっかりと築き、日々の水やりを怠らずに行うことで、“芽”はたくましく育っていくのです。

※この記事は「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです


【著書紹介】驚くほど国語力が伸びる!学力が上がる!小川式「声かけ」メソッド(宝島社)

驚くほど国語力が伸びる!学力が上がる!小川式「声かけ」メソッド


■「成績UPは国語力が9割」バックナンバー

※記事の内容は執筆時点のものです

小川大介
この記事の著者
小川大介 専門家・プロ

中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員

おがわ だいすけ大手進学塾で看板講師として活躍した後、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。その後現職にも就任。教科指導スキルに、声かけメソッド、逆算思考、習慣化指導を組み合わせ、短期間の成績向上を実現する独自ノウハウを確立する。個別面談の実施数は5000回を数え、受験学習はもとより、幼児低学年からの能力育成や親子関係の築き方指導に定評がある。著書に『頭のいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある』(すばる舎)『もう悩まない中学受験』(海拓舎出版)『1日3分!頭がよくなる子どもとの遊びかた』(大和書房)などがある。

中学受験情報局「かしこい塾の使い方」 https://www.e-juken.jp/

合わせて読みたい