連載 中学受験のイロハ 鳥居りんこ

共学と別学、どちらがお好みですか|中学受験のイロハ 鳥居りんこ(30)

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2017年1月05日 鳥居りんこ

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当コラムでも時折触れているとおり、中学受験にはブームがあります。

その年に人気となる学校も出ますし、受験科目(今でしたら適正検査型入試ですね)にもブームが起こります。

制服もそうですし、午後受験を代表とする入試日程など、あらゆることにトレンドというものが出現するのです。

そのなかには当然、共学・男子校・女子校という選択肢の問題も含まれてくるのですが、今現在の流れとしては「共学」にやや分があると言えるかもしれません。

共学推しの方たちのお声を拾うならば「社会は男女で構成されているのだから、分けて教育する方が不自然」ですとか「異性と離れて過ごすと社会人になったときに困る」という懸念とか「だって、一緒の方が青春できるじゃん!」っていうものなど、さまざまな意見が出てきます。

別学推しですと「異性の目がない方が伸び伸びできる」「男子と女子では学び方に差があるので分けて教育した方が効果的」という意見に集約されます。

共学か、別学かは好みの問題ですので、外野が「絶対こっち!」という類のものではないのですが、ここでは決断に際し「大学入試」という観点で見てみましょう。

共学・男子校・女子校のそれぞれの特徴

まずは人気の共学校ですが、どの学校も女の子が圧倒的に強いです(笑)。

生徒会長も女子、文化祭実行委員長も女子、あらゆる行事の旗振り役は圧倒的に女子ということは普通にあり、さらに本分である勉強は一部の天才型のお子さんを除外するとコツコツ型を得意とする女子が強く、成績上位は女子に持って行かれるという傾向が出てきます。

(高3になると本気になった男子に追い越されることは多いです)

つまり共学が多い大学付属校では内申重視になると男子は志望学部に手が届きにくいという面も多少あります(もちろん人によります)。

女子校で気を付けるべきは理系に強い学校、理系は全くダメという学校があり、中学受験の段階で、わが子の得手不得手を見極めておく必要が出てきます。

男子校で気を付けるべきは「女の子がいないとモチベーションが」という問題が若干出てきますが、モテないことを「男子校」のせいにできるメリットはあります(笑)。

お子さんは共学・男子校・女子校のどれが合いますか?

いずれにせよ、未定の部分は多いですが、2019年度からスタートする「高等学校基礎学力テスト(仮称)」(高校生の基礎学力の定着度の把握や、学習意欲の喚起、学習改善を図るなどを目的に実施するテスト)を見ても、高3になって一気に取り戻せば良いという時代から、どの学年でもきっちりと学力を問うという時代に移ったと言えます。

ということを踏まえると、大学入試ひとつを取っても、わが子が萎縮せずに伸び伸びと勉学に励めるところを選択することが、これまで以上に大事になってきているのです。

※この記事は、「マイナビ家庭教師」Webサイトに掲載されたコラムを再編集のうえ転載したものです。


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※記事の内容は執筆時点のものです

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