中学受験ノウハウ 連載 FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】

知っておきたい奨学金の現状 ―― FP に聞く中受と教育費のキホン【最新版】#8

専門家・プロ
2023年12月28日 川口裕子

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中学受験をして、私立の中学校・高校と通うと高額になる教育費。

それならば大学にかかる費用を「奨学金に頼ってしまう」というのも選択肢のひとつになるかもしれません。

「奨学金は返済が大変」と聞きますが、実際はどうなのでしょうか? 

奨学金の現状について、教育資金設計等のコンサルティングを行うファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんにお話しを伺いました。

「返さなくてもいい」大学独自の奨学金

近年、大学では国立・私立にかかわらず、返還不要の給付型奨学金制度の数を増やしています。活用できれば、かなりおトクな制度だといえるでしょう。

審査基準のハードルが比較的低く、給付額が高いものを、都心の主要大学からピックアップしました。

大学独自の給付型奨学金制度例

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竹下さくら

竹下さくら

  • 専門家・プロ

1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®。損害保険会社・生命保険会社勤務を経て、1998年にファイナンシャルプランナーとして独立、現在に至る。個人向けのコンサルティング業務を主軸に、セミナーでの講演、新聞や雑誌等への執筆活動など幅広く活動中。二児の母。主な教育資金関連の著書に、『「教育費をどうしようかな」と思ったときにまず読む本』(日本経済新聞出版社)、『緊急対応版「奨学金」上手な借り方 新常識』(青春出版社)、『親と子の夢をかなえる! “私立"を目指す家庭の教育資金の育てかた』(近代セールス社、共著)、『書けばわかる!わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』(翔泳社)がある。

川口裕子

  • この記事の著者

ライター。私立中高の受験専門誌がライターとしての出発点。現在は大学や企業取材を中心にノンジャンルで執筆活動を行っている。編集プロダクションクレア所属。