勉強習慣・生活習慣#7 「宿題をやったら…」は使わない|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年7月22日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
「宿題をやったらゲームをやってもいいよ」は言ってはいけない
― Point ―
早く終わらせることを最優先にして、雑な取り組み方が常習化する
親としては、日々の宿題は早く終わらせてほしいものですよね。
でも、「宿題を終わらせたらゲーム」「宿題を終わらせたらタブレットを使っていい」という言い方は避けたほうがいいでしょう。
なぜなら、早く終わらせることを優先して、雑な取り組みをしてしまうようになるからです。
そうすると、何でも深く考えないで「終わらせればいい」と思うようになり、仕事でいえば、期限内には完成させたものの、ミスが多くて使い物にならない資料ができあがっていた…という状態になってしまうのです。
この習慣がついてしまうと、大人になってからも仕事を雑にこなして、周囲から「困った人」と、残念な評価をされるようになることも…。
丁寧に取り組む習慣を身につけさせるには、2つの方法があります。
1、終わったら親のチェックを経て、雑でなければ終了とする
2、時間を細かく区切って、早く終わっても見直しをしたり復習をさせる
2が理想ですが、ぼーっと過ごしてしまう子もいますから、1が現実的です。
できれば10歳ごろまでに、勉強に取り組む習慣の基礎をつくっておけると、社会人になってからも活躍できる子が育ちます。
※記事の内容は執筆時点のものです
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