連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

応用がきく子の育て方#1 大学入試改革って?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2019年8月27日 松本亘正

子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

これだけは知っておきたい大学入試改革のこと

― Point ―

本格的に変わるのは2024年から

このところ、大学入試改革について質問されることもかなり増えてきました。全貌がわからないだけに、気になっているご家庭が多いようです。
 
大学入試改革は2020年からはじまるといわれています。
 
ただ、実際に現在の入試制度から本格的に変わるのは、2024年になってからです。現在とは異なる、新しい学習指導要領で学んだ生徒が入試に挑むのは2024年度以降です。
 
2020年度〜2023年度の間は、現在の学習指導要領で学んだ生徒が受験するため、ある程度記述問題が入ってくる程度で、合否に大きく影響を及ぼすほどではないでしょう。
 
そうはいうものの、この期間に大学受験する人たちは、手探り状態になってしまいます。そこで、中学受験で大学の附属中学校に入れてしまおうと考える人も増えているのです。
 
さらに、2024年度からは、現在では考えられないような変化が待っています。

「CBT方式」といわれる形態の大学受験がはじまるのです。
 
CBT方式とは、コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。画面に問題が表示され、マウスで操作したりキーボードを打ったりして解答することになるといわれています。
 
そして、CBT方式が採り入れられたときに、大きく問題の形式も変わっていくことが考えられます。
 
こうなると、これまでとはがらりと変わった対策が求められるようになっていきます。
 
2006年度以降に生まれた子どもたちには、新たな大学入試制度や、コンピュータを利用する試験、面接など…、企業の採用面接に近いような形式の受験が待っているのです。
 
親として、早いうちから、それらに対応できるような力を身につけさせてあげたいですね。

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この記事の著者
松本亘正 専門家・プロ

まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。