「応用がきく子」の育て方#8 思考力を磨くには|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年9月17日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
予習より復習に時間をかける
― Point ―
思考力を磨くには、予習は逆効果
公立小学校の勉強内容は、カリキュラムがゆっくり進むため、小学校で習うより前に知っていることもたくさんあるのではないでしょうか。
九九の学習がはじまるときには、暗記して言えるようになっているほうがいいですし、筆算がはじまるときにはマスターしておいたほうがいいでしょう。
ただ、たとえば塾の勉強のように、少し難しいことを習いに行くときは、往々にして予習することがマイナスになったりします。
「知っているから」と深く考えなくなってしまったり、「わかっているから」と聞いているつもりになってしまい、深く理解しないまま勉強を終えてしまうことになりがちです。
つまり中途半端に予習をすることで、「勉強したふり」「身についたふり」に陥ってしまうのです。これでは本当の力がつきません。
塾で教わることや、難しいことを学ぶ場合は、むしろその場で考えながら取り組むことで、本物の思考力が身についていきます。
とくに理数系の教科や思考力を磨くときには、予習より、わかっているかどうかを確認する「復習」に時間をかけることをおすすめします。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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