「応用がきく子」の育て方#18 なかなか勉強に取り組まないときは?|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年11月06日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
【10歳以降なら】子どものやる気がわかないときは自宅ではやらせない
― Point ―
みんなが勉強している場(塾の自習室など)に身を置かせる
ストップウォッチを取り入れたり、となりで親が見ていたりしてもなかなか勉強に取り組まないというときには、思いきって場所を変えることをしてみましょう。
もっともいいのは、みんなが勉強している場に身を置くことです。
もし塾に通わせているなら、自習室を利用するのがいいでしょう。
ほかにも、図書館や、公共の自習室のようなところ、勉強している人が多く集まる施設などがあれば、連れていってみてください。
「往復の時間がもったいない」
「友達と話して帰ってきてしまう」
など、親からするといろいろ不満は出てきやすいのですが、それでも自宅でだらだらと取り組むよりは、よほど効果的です。
とくに手がかかる子や片づけができない子、何かと行動が雑だと思える子には向いています。
ひとりでは自制がきかなくても、みんなが勉強している場に身を置くと、それにならって取り組むようになりやすいからです。
私は数多くの子どもを相手にしてきていますが、自宅(親の前)で見せる顔と、塾で見せる顔はまったく違うと感じることがずいぶんあります。
環境が与える影響は思いのほか大きいもの。自宅でなんでもやらせようとせず、思いきって場所を変え、集中しやすいところに身を置くようにしましょう。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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