
親の「言葉がけ」#1 「失敗は成長につながるよ」と声をかける|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
【10歳以前なら】失敗にめげない子にするには?
― Point ―
「次に気をつければいいんだよ」とフォローする
もともとの気質によるところもあるかもしれませんが、過度に失敗を恐れる子はいます。
失敗にめげてしまうのは、自分のなかの期待値と結果の落差が大きすぎるからです。期待値は高すぎず、低すぎずぐらいがよいのですが、そうするには、親の言葉がけがとても重要になってきます。
もし子どもが失敗したら、「絶対に、いつもうまくいくなんてことはないんだよ」と声をかけてあげましょう。
鉄棒で失敗したり、漢検に落ちたり、小学校受験で失敗したり……と、いろいろとつらいことを経験することがありますが、そんなときの親の態度が子どもの一生を決めるといっても過言ではありません。
10歳以前に挫折感は必要ないと私は思っています。
失敗したときの傷が深ければ深いほど、大人になってからも続く、トラウマになってしまうからです。「失敗=悲しいこと」ではなく、「失敗=チャレンジの証・成長につながること」だと体感してほしいのです。
そのために親である私たちにできることは、失敗して一緒に落ち込むのではなく、「そんなことはたいしたことではないよ」「次につながればいいんだよ」と明るく振舞うことです。
「次はうまくいくよ。いいところまできているんだから」
「残念だったけど、これだけ賢くなったから、おかあさんはうれしいな」
こんなふうに、10歳までの子どもには、本人が成長していることを実感できるような言葉をかけましょう。
自然と失敗にめげない子になっていきます。
※記事の内容は執筆時点のものです
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