親の「言葉がけ」#2 わが子だけを見て声をかける|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2019年12月05日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
【10歳以降なら】ほかの子とわが子を比べてしまいそうなときは?
― Point ―
わが子を下げる言い方だけはしない
誰かと比較されて悪く言われると、子どもの心には傷が生まれます。
大人でも同じです。一生懸命やったつもりなのに誰かと比べて低く評価されたら、やる気もなくしてしまいますね。
ですから知っている子とは比較しないようにしたいもの。
「◯◯くんは1位をとれたのにあなたはとれない」
その言葉に加えて、「努力が足りない」「環境を変えよう」「もうやめなさい」などと言ってしまうのは子どもには非常に酷なことです。
思っている以上に、子どもは傷ついています。
とくに試験が頻繁になってくると、親自身がまわりの子と比べてしまいがちですが、その子のことだけを見て、言葉をかけてあげるようにしてください。
「この間より◯◯がアップしたね」
「◯◯が得意分野になってきたね」
「机に向かう時間が増えたんじゃない?」
かけてあげられる言葉はたくさんあります。
言葉がけで子どもの可能性をくじかないようにしたいものです。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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