中学受験の取り組み方#4 塾選びは「親の関わり」の視点も持つ|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」
専門家・プロ
2020年7月15日
松本亘正
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子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。
子どもだけでなく、親自身も無理なく関われる塾を選ぶ
― Point ―
親が勉強をみる前提の塾と、ほとんど面倒をみてくれる塾に分かれる
塾選びは「宿題が多いかどうか」「面倒見がよいかどうか」「年間の費用はいくらか」という視点で決めていきましょう。
宿題が多ければいいというものではありません。子どもだけではこなせない場合、親がつきっきりで教えることになるか、家庭教師をつけてフォローしていくことになります。親としてどれくらい対応できるかどうかも、考えておいたほうがいいでしょう。
面倒見のよさという点も、親御さんによって希望が異なると思います。
「授業だけ提供してくれる環境がいい」という人もいれば、「質問にも素早く答えてほしい」「記述添削にも応じてほしい」「精神的な面も含めて相談に乗ってほしい」というご家庭もあります。
塾側にどんな関わりをしてもらうのが望ましいのか、事前に洗い出しておくといいですね。
中学校選びも同じです。親自身の関わりがどれくらい必要なのかは確認しておきましょう。
PTA活動など学校に行く回数はどれくらいか。積極的に関わっていきたいのか、そうでないのか。親が仕事で忙しい家庭であれば、とくに気をつけて見ておきたいところです。
中学校選びの場合は、どうしても大学実績や学費、クラブ活動、施設などに目が向きがちですが、入ってからのほうが長いもの。
「親の関わり度合い」は、学校選びのひとつの大きな指標になります。
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※記事の内容は執筆時点のものです
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