
家が癒しの場所となるためのポイント ―― 中学受験との向き合い方
前回は、レジリエンス(立ち直る力)とグリット(やり抜く力)が、受験における3つの『落』によって育まれることを解説しました。しかし、2つの力を持っていたとしても、落ち込んだり、やる気をなくしたりすることもあります。そんなとき、家族はどのようにふるまえばよいのか。今回は、家が癒しの場所となるためのポイントについて、田中先生に伺います。
Contents
“家で言えると癒える”環境をつくるために
家が子供の栄養補給と休息の場として機能するためには、親が日ごろから子供の様子を気にかけているかどうかがカギです。気にかけている親であれば、いつもと違う子供の表情や仕草に気づくことでしょう。たとえば顔色は、相手の様子や健やかさを判断するための大切なチェックポイントになります。そのほか、いつもと違って落ち着きがない、動きが遅いという動作などもお子さんの異変を感じる要素のひとつです。
子供の様子が普段と違うことに気づけば、「なにかあったの?」と声をかけるのが自然ですね。親が声をかけてくれたことで、子供は背中を押してもらえます。そうすると、「じつは今日学校でこういうことがあってね……」と伝えることができる。
このように、子供がその日あった嫌なことや思い悩むことを溜めこまず、家族に話すことができることを、私は「家で言えると癒える」と表現しています。そして、このような親子の関係性の構築が、居心地のよい家をつくりあげるのです。
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