連載 桜井信一の中学受験相談室

小5の娘です。テストでケアレスミスが目立ちます。どうしたら慌てずに臨めるようになるのでしょうか?|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2019年11月12日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんから、ケアレスミスについての相談です。

今回の相談

小5の娘がいて、現在塾に通っています。学校のテストでも塾のテストでも、ケアレスミスが目立ちます。元々慌てん坊なところがあり、そこが出てしまっている感じがします。どうしたら慌てずにテストに臨めるようになるのでしょうか?

相談者:ひらめ
お子さまの学年:小5

 


桜井さんの回答

ひらめさま、はじめまして。

塾のテストが模試のような形式になっているとします。最初に計算問題が数問あって、次に一行問題が数問、そして大問が並ぶという形式です。この最初の計算問題からミスを連発する子の場合は、テスト開始と同時に大慌てで走り出している可能性があります。当たり前のことですが、大問1番のときが最も後に問題をたくさん残しているのです。

1000メートルを走る陸上選手は、訓練で体感時間がかなり正確になっているといいます。ただがむしゃらに走るのではなく、力の限り走るのでもなく、練習したピッチを守って走っているのです。「1周目は何秒で走る」と作戦を立て、その作戦を本番でしっかり守っているのです。いつもより早く走れることを望んでいないのです。

模試や過去問の注意点を話すとき、私はいつもラップタイムの話をします。ほとんどの子が出来るだけはやく解くという「がむしゃら作戦」で、自分が大問1つを何分で解くことが出来るか知らない子が多いのです。つまり、普段の学習で自分のペースを計測していないのです。


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桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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