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公立中高一貫校狙いです。私学も志望校として考えたほうがいいのでしょうか?|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

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2019年11月19日 桜井信一

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『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小5のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

最寄りの公立中高一貫校を目指しています。受検できるのは1校だけなので、合格できなかったら地元の公立中へと思っていましたが、周囲を見ると私学を併願するのがあたりまえのようです。思考型入試・適性検査型入試を行っている私学も志望校として考えたほうがいいのでしょうか。

相談者:菓子盆選手権
お子さまの学年:小5

 


桜井さんの回答

菓子盆選手権さま、はじめまして。

公立の中高一貫校を受ける人のなかには、「合格しなければ公立でいい」と考えている人が一定数含まれています。「お金をかけてまで中高一貫校に行かせる気はないけれど、公立ならいいわ」と思っているわけです。そういう受検生の中にはほとんど対策らしい対策をせずに本番に臨む子もいますので、倍率はそういう側面も加味してみるとよいと思います。

私はむしろお金を払って私立の中高一貫校を目指すことを強くおすすめします。理由をここでそのまま書くわけにいかないのですが、「言いにくいことって、きっとこういうことだろうなぁ」というのがほぼ当たりです。

カリキュラムのこともあります。私立だからできる検定教科書に沿わない学習スタイルにもメリットを感じています。大学受験の際の指定校推薦の違いも公立中高一貫校と私立中高一貫校で見比べてみるとよいでしょう。

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オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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