連載 桜井信一の中学受験相談室

大手進学塾に通うか、実績がある先生が開いた少人数制の塾に通うか。塾選びで悩んでいます|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2019年12月26日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小4のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

新5年生の塾選びについて相談です。大手進学塾か難関合格率トップの塾の先生が開講した地域の少人数制塾にするかで悩んでいます。4年生では大手進学塾の通信教育と算数の個別塾に通っています。

息子は親が放置していても自ら勉強するようなタイプではなく、幼いです。私は大手進学塾と算数個別塾の組み合わせが良いと思いますが、息子は算数が得意なので、算数の難度が高い少人数制塾を希望しています。少人数制塾に通った場合、(途中からついていけず消化不良になるのではないか……)と懸念しています。

タイプでいうとどちらの塾の方が息子に合っているのでしょうか。

相談者:ミッキー
お子さまの学年:小4


桜井さんの回答

ミッキーさま、はじめまして。

今までに講演会などで必ず聞かれる相談のひとつですが、難関中学を志望するなら、私は迷わず「大手進学塾」と回答しています。

塾は授業がメインのように見えますが、実は見えない作業が多いのです。まず、毎年入学試験が実施されると人気校の問題はすべて解いているのです。

今年の難易度はどうか、試験時間はちょうど良いか、過去問と比較してどうか、他校と比較してどうか、問題の質はどうか、変化はないか。そして、翌年の対策を考えていきます。膨大な作業量です。これをバックグラウンドでやっているのです。

通常、塾には全クラスが使うようなベーシックテキストがあります。これを網羅したからといって難関中学に受かるレベルになるわけではありません。それは別に対策プリントで学習するわけです。そのプリントの出来不出来が合格者を左右すると考えても良いでしょう。そのバックグラウンドにどれくらいのお金をかけることができるか、そこが勝負なのです。


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桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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