連載 学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

中学受験の取り組み方#17 学校選びで見落としがちなこと|学ぶ力を伸ばす「合格する親子の勉強」

専門家・プロ
2020年9月16日 松本亘正

子どもに「よい勉強習慣」を身につけさせたい。そのために親ができることとは――。中学受験専門塾 ジーニアス 代表、松本亘正氏の著書『合格する親子のすごい勉強』から、わが子の学ぶ力を伸ばすヒントを紹介します。

希望する中学校の大学合格実績、校風や部活の頻度もチェック

― Point ―

大学合格実績を見る際は、上位20%の生徒の進学先を確認する

こちらの記事では、親自身が無理なく関われる学校を選ぶことをおすすめしましたが、さらに大切なポイントがあります。それは、大学合格実績と校風や部活動の頻度です。

なぜ大切なのか、それぞれ順にみていきましょう。

大学合格実績

大学合格実績で決めるときに、国公立の合格者数は要注意です。あえて私大を志望していた生徒にも受かりそうな国公立を受けさせて、合格して辞退させることもあります。あるいは、私立でも一部の優秀な生徒にたくさんの学部を受けさせて、実際にはひとりが合格しただけなのに「早稲田5名」とうたっていたりします。

ですから、進学数に注目してほしいのです。上位20%がどのレベルの大学へ行っているかで判断しましょう。東大5名でも、その5名だけが優秀で、全体として早慶や国公立に行けないのであれば、東大1名でも、一橋大や東工大、京都大や大阪大に合格者が出ているほうがいいでしょう。

校風や部活の頻度

校風はほとんどのご家庭でも調べることと思いますが、部活の頻度は見落としがちです。子ども自身が入りたい部活があるからいいとはかぎりません。週に何回やっているかもチェックしておきましょう。

しっかり運動部に入って活躍してほしいのに、週2回や3回では物足りない、逆に拘束日数が多すぎて困ってしまう……など、意外と入学後に苦労することがあります。

受験する学校の校風だけでなく、ぜひ部活の頻度もチェックしておいてください。

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※記事の内容は執筆時点のものです

この記事の著者
松本亘正 専門家・プロ

まつもとひろまさ|中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表|ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底、毎年超難関校に合格者を輩出している。生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の第一志望校合格率を誇る。中学受験だけでなく、高・大受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。

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