連載 中学受験との向き合い方

中学受験生が反抗期を迎えたら ―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2021年4月13日 やまかわ

首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

今回のテーマは「反抗期」。小学校高学年を迎えたお子さんがなかなか言うことを聞いてくれず、頭を抱える親御さんもいるでしょう。受験期にコミュニケーションがとりにくくなると、親御さんにも焦り・不安が生まれがちです。反抗期を迎えた子供とどう接するのか、その心構えについて解説します。

反抗期は親離れの過渡期

反抗期は子供が親離れをする過渡期といえます。社会という大海に向け、自分でオールを漕ぎ出すために、親舟から離れて小舟に乗り移ろうとしている――。このときの2隻の船の状態が、反抗期の難しさに似ています。小舟が大海へ漕ぎ出すには、親舟に巻き込まれないよう、親舟を突き放さねばなりません。もちろんこのとき、親舟に衝撃が伝わります。小舟も突き放した衝撃と、波の揺れでバランスを崩すかもしれません。ヒヤヒヤした状況です。しかし、安全に漕ぎ出すためには、まず親舟を突き放す動作が必要なのです。


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田中純
田中純 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。「一家にひとり、一課にひとりのコミュニティ・カウンセラー」を育てることを目標としている。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)

この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。