連載 中学受験との向き合い方

受験生親子のための支援のイロハ[2] 支援を受けるのが上手な子供に育てるには ―― 中学受験との向き合い方

専門家・プロ
2021年6月03日 やまかわ

首都圏の一部では、4人に1人の小学生が挑戦するともいわれる中学受験。子供の受験に親はどう向き合えばよいのでしょうか。この連載では、『中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由』の著者である、田中純先生に中学受験との向き合い方をテーマにさまざまな話を伺います。

勉強で得られる知識のほかに、社会で生きるうえで役立つコミュニケーションスキルを身に付けることも中学受験の醍醐味のひとつです。たとえば「周りの人間に頼ること」「サポートを動員すること」です。中学受験では親や先生に、わからないことを素直に「わからない」と言い、自分の疑問点を相手が理解できるように伝え、相手に教えを乞う機会が多々あります。こうした経験を通して、周りから支援を受けることが上手になっていくはずです。しかし、なかにはこうしたやりとりを苦手とし、大人になっても不得手のままの人もいます。そうならないために、親としてできることを考えたいと思います。

「間合いの感覚」をもって自分自身や子供と向き合う

子供にとって一番身近な大人は親です。大人に支援を求めやすい性質を子供が育むためには、まず親御さん側が“子供に頼られやすい親であること”を心がける必要があります。気をつけるべきなのは、子供のもやもやした気持ちをないがしろにして、「もっと勉強しなさい!」などと声を荒げないようにすること。本来は子供の幸せを願って中学受験に踏み切ったはずです。それにもかかわらず、「○○中学に合格した自慢の息子」という自分の描くサクセスストーリーに目が向いてしまい、子供に行動を強いるようになってしまうことがあります。しかしそういった状況が続くと、子供にとって親が恐ろしい存在になってしまうことがあるのです。

前回の記事でお伝えしたとおり、子供から頼られやすい親になるためには、

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田中純
田中純 専門家・プロ

開成中学校・高等学校、国際基督教大学(ICU)教養学部教育学科卒業。神経研究所付属晴和病院、中高教諭、学校カウンセラーを経て公文国際学園開講準備に参加。現在は赤坂溜池クリニックやNISE日能研健康創生研究所、コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク(CNN)などでカウンセリングやコンサルテーションを行っている。相性はDon先生。著書「ストレスに負けない家族をつくる」「中学受験は挑戦したほうが100倍子供のためになる理由」(みくに出版)。公式YouTubeはこちら

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この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。