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観察力を磨いて、昆虫を理解する|なるほどなっとく 中学受験理科

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学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

入試理科では、理科的思考力が求められます。子どもの理科的思考力を養うためには、普段から身の回りのいろいろな事象に興味を持ち、その原因を理科的視点で捉える姿勢が大切です。今回は、さまざまな生物のなかから「昆虫」にフォーカスして、小川先生にお話いただきます。

観察力が問われる問題が増えている

「虫」というと、どんな生き物を想像するでしょうか? 以前、私が教えていたクラスの生徒たちに、「虫の名前を3つ書きなさい」という問題を出し、名前を集計したところ、1位はカブトムシ、2位と3位は同数で、アゲハチョウとモンシロチョウ、4位と5位も同数で、クワガタとカマキリでした。生徒が答えた虫の名前は全部で34種類ありましたが、全員が「昆虫」の名前を書いていました。

いまでは「虫」というと、「昆虫」を思い浮かべがちですが、昔は、獣と鳥と魚以外の動物をひとまとめにして「虫」と呼んでいました。たとえばアサリ(浅蜊)やシジミ(蜆)などの貝類、カエル(蛙)やトカゲ(蜥蜴)、カタツムリ(蝸牛)なども虫の仲間でした。これらの動物の漢字を見ると、「虫偏」がついていますね。

そもそも「虫」という漢字は、下記のように、マムシのような頭の大きいヘビがからだをひねった形から変化して、現在の字になりました。そうそう、ヘビ(蛇)やマムシ(蝮)の漢字にも、虫偏がついています。

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小川眞士
小川眞士 専門家・プロ

小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。