連載 桜井信一の中学受験相談室

小6の夏になっても、偏差値は40台。受験撤退も考えています……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

専門家・プロ
2021年8月06日 桜井信一

『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小6のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小6男子の母です。小4から通塾しておりますが、成績はずっと下位をうろうろ。何度も受験撤退を家族で話し合いましたが、本人の「やりたい」という言葉に負けて、ここまできてしまいました。

今は夏期講習の真っ最中ですが、国語は壊滅的、理科・社会の知識は、まさにザルから水がこぼれ落ちている状態です。算数だけは、まだ何とかなりそうですが、それでも合格判定テストでは偏差値40台です。

「もっと早い時期に子どもの能力を見極めて判断しなかったことは親の責任」と痛感している一方、「まだ数か月あるのだから、たとえ結果につながらなくとも最後まで一緒に並走していきたい」という気持ちもあります。とはいえ、2月の入試まで時間があるわけではありません。

親が見捨てたら最後ということ、私立中には公立にはないメリットがたくさんあることや、私立中にもさまざまな学校(レベルも)があることはじゅうぶんに理解しておりますが、今さらですが「受験撤退」という選択肢もまだ考えています。

「6年で四科偏差値40以下ならば、受験は再考すべき」「6年の夏まできたら受験まではやらせてあげたほうがよい」……さまざまな意見を目にします。塾の先生にはもう見放されているのか、「ここまできたら最後までやり通した方が本人のためになる」といったような話しかしません。

桜井さんは、今後どの状態(成績)であれば受験撤退の判断をすべきとお考えになりますか?

相談者:悩む母
お子さまの学年:小6


桜井さんの回答

悩む母様、こんにちは。

「もっと早い時期に子どもの能力を見極めれば良かったと後悔している」というのは、親から見て「勉強はあまりできない」ということでしょうか。そう判断されるなら中学受験は撤退ですね。実際、偏差値40台でも素晴らしい学校はたくさんありますが、いまの状態ではその学校の良さを見極めることができないかもしれず、不本意な進学になる可能性があります。


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桜井信一
この記事の著者
桜井信一 専門家・プロ

オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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