小6の夏になっても、偏差値は40台。受験撤退も考えています……|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室
今回の相談
小6男子の母です。小4から通塾しておりますが、成績はずっと下位をうろうろ。何度も受験撤退を家族で話し合いましたが、本人の「やりたい」という言葉に負けて、ここまできてしまいました。
今は夏期講習の真っ最中ですが、国語は壊滅的、理科・社会の知識は、まさにザルから水がこぼれ落ちている状態です。算数だけは、まだ何とかなりそうですが、それでも合格判定テストでは偏差値40台です。
「もっと早い時期に子どもの能力を見極めて判断しなかったことは親の責任」と痛感している一方、「まだ数か月あるのだから、たとえ結果につながらなくとも最後まで一緒に並走していきたい」という気持ちもあります。とはいえ、2月の入試まで時間があるわけではありません。
親が見捨てたら最後ということ、私立中には公立にはないメリットがたくさんあることや、私立中にもさまざまな学校(レベルも)があることはじゅうぶんに理解しておりますが、今さらですが「受験撤退」という選択肢もまだ考えています。
「6年で四科偏差値40以下ならば、受験は再考すべき」「6年の夏まできたら受験まではやらせてあげたほうがよい」……さまざまな意見を目にします。塾の先生にはもう見放されているのか、「ここまできたら最後までやり通した方が本人のためになる」といったような話しかしません。
桜井さんは、今後どの状態(成績)であれば受験撤退の判断をすべきとお考えになりますか?
相談者:悩む母
お子さまの学年:小6
桜井さんの回答
悩む母様、こんにちは。
「もっと早い時期に子どもの能力を見極めれば良かったと後悔している」というのは、親から見て「勉強はあまりできない」ということでしょうか。そう判断されるなら中学受験は撤退ですね。実際、偏差値40台でも素晴らしい学校はたくさんありますが、いまの状態ではその学校の良さを見極めることができないかもしれず、不本意な進学になる可能性があります。
とじる
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