中学受験ノウハウ 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

コロナ禍の学校選び ICTの充実だけで評価しないで|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2021年9月02日 石渡真由美

昨春、新型コロナウイルスの感染拡大で、子ども達は学校へ登校せず、オンライン授業を受けることになりました。公立の学校でオンライン対応がスムーズに始まらないなか、私立の学校は早い段階からオンライン授業に切り替えられたことで、私立中学受験の志向が強まっているように感じます。しかしICTの充実だけで学校を選択するのは、長い目で見た場合あまりおすすめできないところもあります。

昨年の休校、オンライン授業で学力の二極化が進んだ

新型コロナウイルスは教育界に大きな変化を与えました。教育現場ではウイルスが蔓延する前からICTの導入が進められてきましたが、それはあくまでも“対面授業”を前提としたものでした。ところがウイルスの感染が広がり、学校や塾に通えなくなると、一気にオンライン授業を始めざるを得なくなりました。感染防止の観点からすると、オンライン授業は良策です。しかし教育現場ではオンライン授業になったことで、学力の二極化が進むという事態に陥ってしまったのです。

もともと勉強ができる子は、


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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)
『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)
『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)
『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。