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光ってなんだろう? 光の性質を知る|なるほどなっとく 中学受験理科

専門家・プロ
2021年10月08日 水溜 兼一(Playce)

学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

入試理科では、理科的思考力が求められます。子どもの理科的思考力を養うためには、普段から身の回りのいろいろな事象に興味を持ち、その原因を理科的視点で捉える姿勢が大切です。今回は、身の回りのモノの中から「光」にフォーカスして、小川先生にお話いただきます。

光が当たるモノの性質で見える色が決まる

太陽の光、蛍光灯の光、懐中電灯の光…。私たちの身の回りにはさまざまな光があります。みなさんは、そもそも光とは何か考えたことがありますか? 光は小さな粒(光粒子)で、空間を伝わる波の一種でもあります。

雲の隙間から差す太陽の光

実は光を出している光源は見えますが、そこから出ている光そのものは人の目には見えず、光がモノに当たったときにその存在を認識することができます。たとえば、雲の隙間から差す太陽の光。あれは光そのものではなく、光が当たった空気中の塵(ちり)や水の粒が見えています。室内にある蛍光灯も、管の内部で発生する電子が、管に塗られた蛍光物質に当たって発光している光を見ているのです。

太陽光にはざまざまな色が含まれている

さて、光にはいろいろな色が含まれています。太陽光をプリズムに通すと、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の虹のような帯が見えて、さまざまな色が含まれていることがわかります。そして、光がモノにあたると、吸収、透過、反射、散乱といった現象が起こります。

たとえばトマトが赤く見えるのは、赤い光を反射して、ほかの色は吸収されるからです。ちなみに、すべての色を反射するものは白く見えて、すべての色を吸収するものは黒く見えます。コップや水など、光が透過するものは透明に見えます。

散乱の代表例は

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小川眞士
小川眞士 専門家・プロ

小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。