
[連載]中学入試直前どうしてた?/入試までに基本問題の教材を3周。徹底した基礎固めで手にした合格/栄東中高卒 東京大学Fさん
今回話を訊いたのは、栄東中学校・高等学校(以下、栄東)の卒業生で、東京大学工学部修士2年のFさんです。早くから中学受験を見据えて動いていたFさんですが、「直前期に志望校を変更した」と話します。Fさんに当時を振り返ってもらいました。
栄東中高卒 東京大学Fさん
受験校と合否
- 第一志望校(チャレンジ):筑波大学附属駒場 ⇒ 不合格
- 第二志望校(実力相応):海城 ⇒ 合格
- 第三志望校(安全圏):栄東 ⇒ 合格・進学
夏頃まで開成が第一志望だったんですが、志望校を変更しました。渋幕(渋谷教育学園幕張)の受験も検討したものの、塾の先生から「出題の傾向が全く違うから、対策をするとほかの志望校対策がおろそかになってしまう」とアドバイスされ、やめました。
Contents [hide]
- 秋からの学習はどのように進めていましたか?
- 直前期、1日のスケジュールはどんな感じでしたか?
- 得意科目は何でしたか?
- 塾ではどのように過ごしていましたか?
- 教科別の対策を教えてください
- 過去問はいつから何年分解きましたか? 取り組み方で工夫した点はありますか?
- 入試直前、学校は休みましたか? 冬休みはどのように過ごしましたか?
- 親御さんはどういったサポートをしていましたか?
- 受験を終えて、第三志望校だった栄東に進学を決めたのはどうしてなんでしょう?
秋からの学習はどのように進めていましたか?
四谷大塚に通っていたので、「四科のまとめ」を使ってました。これは基本問題中心で今まで勉強したことの総復習のようなものです。このやり方は塾の方針だったと思います。過去問を解き始める前の基礎固めでやっていました。
私は11月くらいから年明けまで「四科のまとめ」を3周解いて、抜けモレを総チェックしました。わからない問題、十分に理解できていない問題をピックアップして勉強する流れです。まず1周目は普通に解いて、2周目以降は間違えた箇所と偶然解けた問題に付箋でチェックして解いていました。直前期には時事問題のテキストを使った学習も行いました。
直前期、1日のスケジュールはどんな感じでしたか?
塾には週5で行っていました。塾での居残り学習はほとんどしなかったです。塾がない日は家で勉強し23時には寝ていました。平日の塾のない日は、友人と遊んだりもしていましたね。家での勉強は、夕食前くらいから3、4時間ほど勉強していました。テレビはあまり見なかったです。ゲームも6年生はほとんどやっていません。
得意科目は何でしたか?
算数でした。6年になって伸びたんです。小4くらいまで計算問題は得意だったんですが、小5で算数スランプに陥いって……。しばらく結果につながらなかったのですが、とにかく練習した結果だと思います。特に苦労したのが、平面図形や立体図形の問題で、面積比や体積比の問題に悩みました。図形は家で実際に作ってみて理解しようとしていました。展開図も紙で作ったりしましたね。
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