中学受験ノウハウ 連載 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

はじめての模試で意識したいこと ―― 親子で疲弊しない「ノビノビ中学受験」

専門家・プロ
2022年4月13日 やまかわ

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中学受験と聞くと、難関校を目指す受験がどうしてもイメージされます。しかし、そうではない、あるいはそのやり方に疑問をもつご家庭は少なくないでしょう。この連載では、『ゆる中学受験 ハッピーな合格を親子で目指す』の著者である亀山卓郎先生に、親子で疲弊しない中学受験をテーマにさまざまなお話を伺います。

中堅校を受験する多くの子が挑む「首都圏模試センター」主催の合判模試が、6年生は2022年4月17日(日)、5年生は7月3日(日)に迫ってきています(※)。模試は偏差値や志望校への合格率を占う“おみくじ”のようなものではなく、子どもの立ち位置を分析し、モチベーションを上げる起爆剤にするための大切な機会です。はじめての模試で不安を抱えている親子に向け、模試への臨み方、また結果の活用方法について解説します。

※模試日程などは変わる可能性があります。最新情報に関しては、首都圏模試センターのホームページを必ずチェックしてください

模試を受けるメリット

そもそも模試を受けるメリットは、大きく分けて次の3つです。

模試を受けるメリット

  • 危機感が芽生える
  • 試験会場の雰囲気を体感できる
  • 問題の“選球眼”を養える

メリット[1]危機感が芽生える

受験生といえども、小学生はまだまだ子ども。しかし、受験本番ではひとりで試験を受けて合格点を取ってこなければいけません。

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亀山卓郎

亀山卓郎

  • 専門家・プロ

かめやま たくろう|明治学院高等学校、成城大学卒業。大手塾・個人塾などで教務経験を積んだ後、2007年に転居のため千葉県及び江戸川区の塾を閉鎖し、台東区上野桜木で「進学個別桜学舎」をスタート。首都圏模試の偏差値で60を切る学校への指導を専門に「親子で疲弊しないノビノビ受験」を提唱している。第一薬科大学付属高校上野桜木学習センター長。YouTube「下町塾長会議」構成員。著書「ゆる中学受験ハッピーな合格を親子で目指す」(現代書林)、「めんどうな中学生(わが子)を上手に育てる教科書」(ブックトリップ)、構成・問題監修「LIZ LISA Study Series中1/中2」、監修「おっぱっぴー小学校算数ドリル」(KADOKAWA)

やまかわ

  • この記事の著者

編集・ライター。学生時代から都内で6年間塾講師を務める。塾講師時代は、おもに作文・国語・英語の科目を担当。小学生から中学生までの指導にあたる。現在は編集・ライターとして教育関連をはじめ、街歩き・グルメ記事の執筆取材をおこなう。