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6年生の夏、受験生の夏。まず何をやるべきか?|なるほどなっとく 中学受験理科

専門家・プロ
2022年7月11日 水溜 兼一(Playce)

学習範囲が広く、難しいイメージがある理科の中学入試問題。難関校に多くの子どもを合格させてきたカリスマ講師・小川眞士さんが、子どもの理科力を育むためのヒントを伝えます。

もうすぐ夏休みを迎えます。塾では総合演習、夏期講習、自宅では過去問に取り組む子もいると思いますが、まずやるべきことは何か? 6年生の夏の学習のポイントを小川先生に伺いました。

夏休みの学習をどう捉える?

夏休み前のこの時期、塾に通っている子は、すでに各教科ともに新しい単元の授業はおおよそ終わっていて、総合的な授業を受けていることでしょう。夏休みになれば、塾の夏期講習と並行して過去問演習に取り組む子もいます。このように夏は「仕上げるムード」が高まってきます。「受験勉強は6年生の夏が勝負」と考える親御さんは多く、応用問題や過去問に一生懸命取り組ませて、夏が終わった段階で受験勉強がほぼ仕上がっている状態にしたいようです。

もちろん、どの教科も内容がほぼ理解できていて、模試は常に高得点という子であれば、そのような心構えでも結構です。しかし実際は、国語は成績が安定しているけれど、算数はあまり得点できなかったり、生物や地学は得意だけど物理が苦手だったり、物理の中でも電気については理解しているが、“てこ”や”ばね”はよくわからなかったり……と、各教科・分野・単元のなかで得意と苦手がまだらになっているケースが多いものです。このような現実を踏まえると、6年生の夏休みの学習は「苦手な領域をきちんと見つけて、それを一つでもなくす」ことを目標にすべきだと私は思います。

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小川眞士
小川眞士 専門家・プロ

小川理科研究所(東京都豊島区)主宰。都内の中学校教諭を経て、四谷大塚進学教室理科講師に。開成や桜蔭の特別コースを約25年間担当、コース生28人全員が開成中学に合格した実績を持つ。教務主任や副室長も務めた。2009年4月に小川理科研究所を開設。主な著書に、『中学受験 理科のグラフ完全制覇』(ダイヤモンド社)、『これだけ理科』(森上教育研究所スキル研究会)、『カンペキ小学理科』(技術評論社)がある。

この記事の著者

雑誌・新聞の編集・ライターを経て、現在は、通信教育企業のキュレーションサイトや大学案内のライティングなどを担当。