中学受験ノウハウ 連載 桜井信一の中学受験相談室

ひとり親でも中学受験のサポートは出来るのでしょうか。受験するなら最難関を目指そうと思っています。|下剋上受験 桜井信一の中学受験相談室

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2022年7月20日 桜井信一

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『下剋上受験』でおなじみ、桜井信一さんが中学受験を考える親御さんのさまざまな悩みに答えます。今回は小1のお子さまをもつ親御さんからの相談です。

今回の相談

小1女子の母(シングルマザー)です。中部地方在住です。

相談内容は、ひとり親で中学受験のサポートができるのか…について、中学受験を経験された桜井先生のご意見が聞きたいです。

私は、中学は公立でも構わないと思っていますが、もしも娘が「中学受験をしたい」と言いだしたら、一緒に頑張りたいと思っています。中学受験をするのであれば、この地域での最難関を目指すつもりです。

娘には勉強のことで困ってほしくなかったので、小さいころから学習系の習いごとに通わせました。現在は、Z会とオンラインの英語の授業も受けています。フルタイムで仕事をしながらこれらを一人で面倒みるのはとても大変ですが、娘のことが大好きなので、私も一緒になって勉強しています。

中学受験に向けて、少しずつ情報を収集しています。わが家はZ会の中学受験コースでやっていこうと考えていたのですが、学年が上がるにつれて勉強内容が難しくなってきたら、私の解説で対応できるかどうか、不安になってきました。

塾に切り換える可能性も考えて、早めに見学や無料テストなど受けに行っておいたほうが良いのでしょうか。まだ気が早いですが、馬渕教室を候補に考えています。

先々の心配ばかりですが、どうかご助言をお願いいたします。

相談者:ぷんちゃん
お子さまの学年:小1


桜井さんの回答

ぷんちゃんさま、こんにちは。

中部地方で最難関というと南山女子でしょうか。いやあ、憧れますよね~。公立王国なのに中学受験も熱心という、ちょっと不思議な地域ですね。

さて、まだお嬢さまは小1とのこと。ちょっと早いような気もしますね。早期教育に反対ではないのですが、私の知る範囲で考えてみると、難関中学には、早くから中学受験塾に通ったり、通信教育を始めたりしていたお子さんは少ない印象です。大きな数のデータではありませんが、そういう印象ですね。遅いスタートの子が多いのです。

これはどういうことなのか。講演会や学習相談で伸び悩むお子さんをたくさん見てきて、私なりに「こうじゃないかな」と思うことがあります。

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オンライン塾「下剋上受験塾」主宰。中卒の両親のもとで育ち、自らも中卒になる。 娘の下剋上のために一念発起して小5の勉強からやり直す。塾には行かず、父娘の二人三脚で偏差値を41から70に上げ、100%不可能とされた最難関中学「桜蔭学園」を目指した。その壮絶な受験記録を綴った『下剋上受験』はベストセラーに。 2017年1月には待望のドラマ化。学習講座「桜井算数教室」「国語読解記述講座」にはのべ2000人の親子が参加し人気を博した。2020年、オンラインの「下剋上受験塾」を立ち上げた。

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