【小5理科/水溶液の濃さ】食塩水の濃度計算をマスターしよう|中学受験のツボ[理科編]
理科講師兼学習アドバイザーの山崎です。
今回は、多くの中学受験生が苦戦している水溶液の濃度計算について、考え方のアドバイスをします。
食塩水の濃度計算をはじめ、水溶液の性質を理解することにお子さんが困っているようでしたら、ぜひ、今回の記事の内容を伝えてみてください。
水溶液とは何なのか
水溶液とは、食塩などの物質を水に溶かしてできる液体のことです。食塩を水に溶かすと、食塩水になります。
食塩などの物質を、どの程度水に溶かしたのかを計算していくことになります。
それでは、具体的にどのような計算をするのかまとめていきます。
割合の計算が基本
割合とは「あるものの量が、もう一方の量と比べてどの程度なのか」を表すものです。
たとえば日常生活のなかで、普段100円の商品が50円に値引きされていたら、半額になっていると言いますよね。半額というのは、100円に対して半分、つまり\(\frac{1}{2}\)であることを意味します。
食塩水の濃度計算
食塩水の重さを基準に、食塩がどの程度溶けているかを百分率(%)で表したものを濃度といいます。
たとえば、100gの食塩水に10gの食塩が溶けているならば、食塩水の重さ100gを基準とするので、食塩の重さは、\(\frac{1}{10}\)であることがわかります。これを百分率にするために、100倍するので濃度は10%となります。
これを簡単な図を使って、イメージしやすくします。私は、以下の3つの手順で描くようにしてます。
STEP1
線分をかいて、線分の下に、食塩水の重さなど水溶液の重さを書く
STEP2
線分を2つに分けて、左に食塩など溶けているものの重さ、右に水などの溶かしている液体の重さを書く
このとき、左の食塩などの重さの部分を目立つように、太くしたり、線の色を変えたりするとわかりやすくなります
STEP3
食塩水などの水溶液の重さを基準に、食塩などの溶けているものの重さの割合を、百分率で表すと、濃度を求めることができます。
次に、いくつか問題を紹介しますので、お子さんといっしょに考えてみてください。
とじる
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