【小4算数/逆算】子どもに合った逆算の解き方を見つけよう|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀隆夫です。
4年生の間に完璧にしておいてほしい単元に、「逆算」があります。
5年生以降は授業として学ぶことがない単元ということもあり、6年生になっても逆算をうまく解けない子供がたくさんいます。
今のうちに正確に解答を出せるようにしておきましょう。
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ひき算とわり算がくせ者
まずは+、−、×、÷の性質を知ることが必要です。
このように、簡単な数字で4つの式を書かせます。
あとは指で隠して、その数字を出す式を答えさせましょう。
たとえば、このような式です。
2+□=5
□=5−2
□=3
4年生なら式を立てなくても「3」と即答できます。
ここで大事なのは解答ではなく、「どうやって3を導き出したか」ということです。
答えを出す過程をおざなりにして、直感的に答えを出している子は、複雑な逆算になると手も足も出なくなってしまいます。
逆算でわからない数字を出すにはどのような作業が必要か、ひとつひとつ確認してください。
確認を進めていくと、「ひき算、わり算」でつまずく子が出てきます。
「5−□=3。□の出し方は?」
「5−3で2!」
「じゃあ、□−2=3。□は?」
「3−2で1!……あれっ?」
ということが起きます。
同じひき算でも、最初の□と次の□とでは逆算のしかたが違うのに、どちらもひき算をしているわけです。
逆のパターンで、どちらもたし算してしまう子もいます。
いずれにしても直感的に計算していると、「式なんて同じことすればいいんでしょ」という先入観にとらわれてしまうのでしょう。
・たし算の逆算 → ひき算で出す
・かけ算の逆算 → わり算で出す
これに対して
とじる
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