【小6算数/文章題】表を使った情報整理のすすめ|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、杉本です。
今回のテーマは「表を使った情報整理」です。
算数の文章題を習うときに、情報整理の方法もいろいろと習うと思います。たとえば、線分図やダイヤグラム、面積図などですね。
ただ、こうした情報整理の方法のなかでも、「表」は少し注意が必要です。
どういうときに「表」をつかう?
「表」をつかった情報整理は注意が必要なのはどうしてかというと、「このようなときは表を使おう」というように、使う問題の分類も含めて塾で習うことが少ないように感じるからです。
実際、「教材の解答例では表を使っている。でも、子どもはそれが思いつかないみたいで、手が止まってしまっている」といったケースが多いのではないでしょうか。
「表」はあくまでも問題を整理するための方法であって、「表を書いたあと、どう考えていくか」は、問題によって異なります。解法(答えの出し方)とセットになった図などと違って、表は書いたあとも解くために頭をひねらなければなりません。
ただ、表を書くことで情報を整理できる問題は非常に多いので、図などと同様にぜひ身につけておいてほしいですね。
ここからは具体的な例題をもとに、表を使った整理が有効な問題についてお話しします。お子さんと、「この問題は表で整理できるんじゃない?」と話しながら一緒に書いてみてください。
1. 全体を分類する情報が2種類ある問題
まず、表が有効なケースとして、「全体を分類する情報が2種類ある問題」があります。
たとえば、次のような問題ですね。
【問1】
45人のクラスのなかで、海と山のどちらが好きかのアンケートをとりました。海が好きな人は24人、海が好きな女子と山が好きな女子の比は5:3、海が好きな男子と山が好きな女子は同じ人数でした。このクラスの男子は何人でしょう?
ここでの2種類の情報とは「海が好きか、山が好きか」「男子か、女子か」です。
この問題には、海好き男子、山好き男子、海好き女子、山好き女子と全部で4種類の人がいます。これを頭の中だけで考えるのはちょっと大変ですね。
そんなとき、次のような表をつかった整理をおすすめしています。
とじる
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