中学受験ノウハウ 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

中学受験の塾選びは「とりあえず大手進学塾」でもOK?|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2022年10月06日 石渡真由美

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中学受験をするのなら、塾を利用することをおすすめします。中学受験の勉強は、小学校の授業で習う内容とはかけ離れていて、そのための対策が必要だからです。では、何を基準にして塾を選べば良いか。「とりあえず大手進学塾へ」という考え方がありますが、この考えは間違っているのでしょうか? あらためて考えたいと思います。

「とりあえず大手進学塾」の是非

首都圏で中学受験塾を検討する場合、大手進学塾、とりわけSAPIX、早稲田アカデミー、日能研、四谷大塚といった四大塾は検討候補になるでしょう。

こうした大手進学塾に通う最大のメリットは、必要な学習カリキュラムが整っていることです。近年は入塾が早期化していますが、中学受験の勉強が本格的にスタートするのは3年生の2月(新4年)からです。大手進学塾のカリキュラムは、そこから入試までの3年間、通常授業に加え、春期・夏期・冬季の講習、志望校別特訓などを用意していて、学年毎にいつ何を勉強するかというスケジュールを整備しています。それに沿って学習をしていけば、モレなく効率的・効果的に勉強を進められるようになっています。

また、大手進学塾はテキストやテスト・模試作成もしていて、そのための研究スタッフがいます。当然、最新の入試動向なども把握しています。さらに、多数の塾生を抱えているので、中学受験を終えて私立中高一貫校へ進学した多くの卒塾生から、進学先の学校の情報を得やすいという強みもあります。

大手進学塾のデメリットとしては、

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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。YouTubeチャンネル「アテナチャンネル」を運営。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。