
【小5社会/江戸時代1】鎖国前の江戸幕府 ―― 家康・秀忠・家光の政治|中学受験のツボ[社会編]
専門家・プロ
2022年11月01日
吉崎 正明
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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 は吉崎正明先生、池田良輔先生、茂山起龍先生が担当します。
- 社会以外の3教科はこちら -
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは「江戸時代」。およそ270年も続くボリュームの大きな時代ということもあり、塾のテキストでも複数回にわたって扱われて、覚える内容も多いですが、次の3つに分けて整理すると理解しやすいのでおすすめです。
- 鎖国前
- 鎖国中
- 開国後
今回は、徳川家康らが登場した「鎖国前」を中心に解説します。
徳川家康
1603年、徳川家康は征夷大将軍となって江戸幕府を開きました。
江戸時代の幕明けとなった1603年という年号は、中学入試でも問われやすいです。1603年なので「ヒーローのおっさん」と覚えると良いでしょう。
そのわずか2年後、家康は将軍の座を息子の秀忠に譲ります。まだまだ元気だった家康は、なぜすぐに将軍の座を譲ってしまったのでしょうか。
それは、将軍の座を狙っていた豊臣家に対し、「将軍は徳川家が代々つとめるもの」ということを思い知らせるため。元気なうちに将軍の座を秀忠に譲ることで、「僕たちは将軍になれないんだ……」と豊臣家がガッカリしてしまうことを狙ったのです。
徳川秀忠
2代目将軍の秀忠といえば、1615年に「武家諸法度」というルールを制定した人物として有名です。
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