
テスト勉強はいつやるのが一番良いの?―― 親子のノリノリ試行錯誤で、子供は伸びる
こんにちは。中学受験専門塾 伸学会代表の菊池です。
最近、教え子たちから「テスト前に勉強したら良い点が取れて嬉しかった」という報告がいくつかありました。
私の指導を受け始めてから半年以上経っている子たちです。
「だから前からそう言ってたじゃん!」と言いたくなるところをグッとこらえて、「良かったね!次も頑張ろう!」と応援しています。
人が変化するのには時間がかかりますよね。
あなたも焦らず、お子さんを気長に見守ってあげてください。
自分でやろうと決めて頑張った方が、親や先生に言われて嫌々やるよりも成果に繋がります。
さて、今回のテーマは「テスト勉強っていつやると良いの?」です。
同じ勉強量でも、やるタイミングによって成績に大きな差が出るのはご存知ですか?
それこそ記憶に残る量が倍以上違うなんてことが平気で起こるのが、脳の働きの面白いところです。
どうせなら要領よく効率よく勉強して成績を上げていきたいものですよね。
そこで、今日は効果的な「勉強のタイミング」についてお話していこうと思います。
「直前つめこみ型」はNG!人間の脳の仕組みを理解しよう
冒頭でお話しした「テスト前に勉強したら良い点が取れた」ですが、実はこれはとても学習効率が悪いやり方です。
子どもが陥りがちな間違いで、しかも真面目な子でもやりがちなので要注意。
なぜなら、人間の脳は「直前つめこみで覚えたものは、すぐに忘れる」という性質があるからです。
「テスト前にあわてて覚えて、それをテストで吐き出す」というような勉強のやり方は、正に「直前つめこみ」の典型です。
こういったやり方をしていると、その目先のテストでは点数が取れるかもしれません。けれど、広い範囲から出題される「組み分けテスト」や「公開模試」は久しぶりに見る問題も多く、子どもは解き方をすっかり忘れていて、酷い成績を取ってしまうのですね。
この人間の脳の仕組みを知らないと、
とじる
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