【小6理科/化学変化】量的関係の問題は「比例」を使って解き進めよう|中学受験のツボ[理科編]
専門家・プロ
2022年12月07日
伊丹龍義
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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編 は伊丹龍義先生、山崎翔平先生が担当します。
- 理科以外の3教科はこちら -
こんにちは、伊丹です。
「酸とアルカリの中和反応」「気体の発生」といった化学反応の分野では、質量や体積の計算が必要な問題が出されると急に正答率が落ちます。
しかしこうした問題で使うのは、ほぼ「比例」のみ。イメージをしっかりつけることができれば、難しくありません。
ステップを踏んで解いていこう
次のような問題は、一見するとかなり難しく思えるでしょう。しかし、ステップを踏んで考えていけば簡単に解けます。
問題:
塩酸A(20mL)と、水酸化ナトリウム水溶液B(30mL)を混ぜると完全に中和し、0.6gの塩ができます。
また水酸化ナトリウム水溶液B(10mL)を蒸発させると、0.1gの固体が残ります。
では塩酸A(40mL)と、水酸化ナトリウム水溶液B(80mL)を混ぜたときに残った液体を蒸発させると、何gの固体ができるでしょうか?
この問題を解くうえで必要なステップを理解するために、まずはふたつの例題を見ていきます。
例題1
塩酸A(20mL)と、水酸化ナトリウム水溶液B(30mL)を混ぜると完全に中和します。
では、塩酸A(40 mL)と完全に中和する水酸化ナトリウム水溶液Bは何mLでしょうか?
この問題では、塩酸A(20mL)と水酸化ナトリウム水溶液B(30mL)が
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